山田花蓮
周りには、家が一軒もないよ。
山田花蓮
鈴と、太鼓の音?
山田花蓮
ドンドン近づいてる!
山田花蓮
怖いよ!
山田花蓮
そうだ!
山田花蓮
電話で、かえでにはげましてもらえばいいんだ!
プルルルルプルルルル
山田花蓮
出ない。
山田花蓮
もう一回!
シャンシャンシャン
山田花蓮
え?鈴の音すぐちかくに!
山田花蓮
逃げなきゃ!
タッタッタッタッタッタッ
山田花蓮
トンネル?阿佐ヶ山トンネル?
山田花蓮
通ってみようかな.
山田花蓮
でも、怖いよ!
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
山田花蓮
でも、鈴の音が近づいてるし。
山田花蓮
通るしかない!
スタスタスタスタスタスタ
山田花蓮
結構長いな。
山田花蓮
百メートルは、あるかな。
山田花蓮
ん?
山田花蓮
人がいる?
まるで、花蓮を待ち構えたかのように
男の人が立っていた。
男の人
こんなところで、何してるの?
山田花蓮
え?(事情を説明する)
男の人
送ってってあげるよ。
山田花蓮
あっ!ありがとうございます!
男の人は、車の運転中突然話さなくなった。
車が突然止まる
そしたら、前から、男の人が走ってきて、
男の人
前の、光の方へ、走って行け!
山田花蓮
え?はい!
花蓮は、泣きながら、走っていった。
そこから花蓮は、また、普通の生活に戻っていた。