悠莉が自殺した。
私に殺されたと、 皆に思われたくない。
流風が可哀想だ。
夢歌ちゃんを 助けてあげたいのに…
でも、それが私の為なら……
流風
ごめんね。
流風
夢歌ちゃん。
希望を失った紅眼の少女#3
夢歌
…………。
夢歌
…………?
夢歌
百歌と未来と慧と……?
夢歌
あと、あそこにいるのは、誰?
???
やっほー百歌。元気だった?
百歌
あ、貴方は……!
百歌
アルナ!なんでここに?!
アルナ
決まってるじゃん。
アルナ
此処に決めたんだよ!
百歌
此処に……決めた…?
百歌
どういうこと?
アルナ
あーもー!
自分で考えな!
自分で考えな!
未来
まぁまぁ、今は一学期だよ。
慧
しかもうちらまだ1年生なんだし
慧
知らないのも無理ないよ。
夢歌
アルナ、さん?
夢歌
4人は、なんの話をしてるのかな
百歌
でもアルナって、受験するって
小6の頃、言ってなかった?
小6の頃、言ってなかった?
アルナ
気が変わってさ。
アルナ
受験なんてめんどい事、しなくていいんじゃね?って思った。
慧
あー言えてるー
百歌
いや、言えてないよ。
百歌
受験した方が絶対、
アルナの為になったって!
アルナの為になったって!
アルナ
まーまー、過ぎたことを悔やんでも時は巻き戻らないのさ。
未来
は?アルナは受験しなかったこと悔やんでないでしょ?
アルナ
まぁね。
未来
それに、時は巻戻らないって、
何やったの?向こうのクラスで。
何やったの?向こうのクラスで。
アルナ
いい?これは「忠告」だよ。
アルナ
もうそろそろ、百歌は夢歌に素直になったら?
アルナ
きっと、夢歌も許してくるさ。
3人
えっ?
アルナ
言いたかったことはこれだけ。
ほんじゃねー
ほんじゃねー
3人
……。
未来
アルナ、あいつ
何がしたかったの?
何がしたかったの?
慧
さあね。
百歌
な、なんだろうね。
夢歌
(アルナさん!教えて。)
夢歌
(百歌に言った、もっと素直になれって、どういうことなの?)
流風
……。
流風
アルナ、かぁ。
夢歌
なんなの?アルナさんは!
夢歌
百歌に、何を言ったの?!
夢歌
教えて欲しいことばっかりじゃん!
夢歌
あーも、寝よ
希望を失った紅眼の少女#4に続く