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新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
想像のはるか上を行く口論だった
気丈な新城秋穂が取り乱して 賢太郎に対して厳しく詰め寄っている
ここに来た当初は考えもしなかった 波乱の展開である
人形にも心があった
心は見えていなかっただけだ
僕はそんなことを空想した
いま、加賀春樹は 扉の影に隠れていた
いわゆる盗み聞きだ
そんなつもりは無かったのだが 扉の前に来た時点で始まっていたのだ
部屋に入る機を逃してしまい 野次馬のように見守るしかなかった
……いや
いつまでも こうしているのは流石にまずい
新居さんにも 頼まれて来たんじゃないか
……入ろう
そう思い 扉のノブに手をかけて少し開いた
その時
新城賢太郎
新城賢太郎
凍るような声が響いた
扉の隙間から こっそりと盗み見る
秋穂はこちらに背を向けているが 賢太郎の様子はよく窺える
肩を震わせて 尋常ではない形相で言い返した
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城賢太郎
新城賢太郎
新城賢太郎
綾香と綾乃
あの双子はどちらも 幼い頃から心理学に通じている
しかし いま賢太郎の話したところによると 2人の間には能力差がある
特に、綾乃は知能が異常に発達しているようである
賢太郎の言い分としては 2人を学問の道へ進めると、必ず互いの能力差が顕れてきてしまう
そうすると 綾香は妹に嫉妬や憎悪という気持ちが芽生えてきて、険悪な事態になる
その事態を未然に防ぐためにも 綾香のみを学問の道へと……
いや、おかしい
そもそも間違っているが それよりも不自然な事柄がある
なぜ、綾香なのだ?
綾乃は突出した心理に関する才能がある しかし、賢太郎は綾香を推薦している
どうせ一方を選ぶなら 綾乃を選択するはずだが……
僕は違和感を覚えた
その違和感を消し去ったのは 秋穂であった
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
新城秋穂
なんてことだ
やはりこの男は 巨悪の俗物でしかないではないか
「心は解かれている」 で見え隠れしていた虚栄心
いま、これを裏付ける 新城賢太郎の人間性が露呈したのだ
僕は動揺していた
その動揺が落ち着く間も無く 俗物は大声を出した
新城賢太郎
新城賢太郎
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
新城秋穂
新城賢太郎
何だと?
"お前も?"
この俗物は以前にも マインドコントロールをかけた人物がいるということか
そして はっきりと殺したと言った
確定だ
"犯人は、新城賢太郎!!"
「早く助けて!!」
秋穂がこちらを見て言っている
僕の存在に気付いていたのか?
いや、今は助けるべきだ
勢いよく扉を開けて 僕は修羅場に躍り出た
加賀春樹
新城秋穂
新城賢太郎
加賀春樹
加賀春樹
新城賢太郎
新城秋穂
新城秋穂
秋穂はそう言って デスクワークの上にある鏡を見て言った
確かに 秋穂の角度からは扉が見えている
覗き見はバレていたのだ
加賀春樹
新城秋穂
新城秋穂
秋穂は賢太郎に向けて 睨め付けた
賢太郎は何も言えず 妻と僕の顔を見比べている
とりあえず 事情を説明することにした
加賀春樹
加賀春樹
新城秋穂
新城賢太郎
加賀春樹
加賀春樹
僕は意を決した
全ての謎を明らかにする
新城賢太郎
新城賢太郎
その声音は 何とか冷静になろうと努めていた
どうやら 意を決したのは僕だけではないらしい
……だったら
加賀春樹
新城賢太郎
新城賢太郎
ここで終わらせる
お前は無駄に勘が鋭い
そのおかげで 少しだけヒヤヒヤした
正直に打ち明けると
"アレ"が見つかるのは予想外だったし
マインドコントロールさえ 解いてしまうとは……
だが
バレるはずがない
追及されようが いくらでも策はあるのだ
だから安心して
堂々と人を殺したのだ
さあ、トリックはここからだ
プロットを書き換えてみろ
"探偵くん"