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司会者・解説者

こんばんは司会者です

司会者・解説者

今回の意味怖も楽しみに見てください。

司会者・解説者

それでは、いってらっしゃいませ。

第6話 意味が分かると怖い話

手を振る男の子

朝アパートを出る時に、

いつも向かいの一軒家の窓から

“男の子が手を振ってくる”

カーテン越しだからか、 顔はよく見えないが、シルエットからして

小学生くらいだと思う。

最初はちょっと気味が悪かったけど

最近はかなり必死で手を振ってくるもんだから、

なんか可哀想に思って振り返すようにしている。

ほら、今日も振ってきた。

主人公

おいおい、なんだかいつにも増して必死だな(笑)

主人公

はいはい、行ってきまーす。

会社から帰ってくると

パトカーや人だかりで、アパートの前が騒然としていた。

どうしたんだろう?

ちょっと聞いて見るか。

主人公

すみません。何があったんですか?

住人

そこの家の男の子、母親の暴力の末に死んじゃったんだって。

住人

怖いわよね〜。

解説

司会者・解説者

男の子が手を振っていたのは、

司会者・解説者

必死に主人公に助けを求めていたから。

司会者・解説者

普通、知らない男の子からは手は振られないのに。。。

司会者・解説者

もし、主人公が助けを求めていたことが分かっていたら、

司会者・解説者

男の子は生きていたんでしょうね。。。

第7話 意味が分かると怖い話

物語の結末

パート1

主人公は死なせない。

それが私のポリシーだった。

たしかに物語の主人公が死ねば、

それは奇抜で派手なものになるだろう。

きっと多くの人がそんな展開を好むだろう。

しかし それでは彼らはただの駒になってしまう。

物語を盛り上げるための使い勝手のいい駒だ。

少なくとも 私は彼らを駒だなんて思っていない。

彼らは私とともに物語を生きてくれる戦友だ。

しかし 私が殺さなくても、彼らは死ぬことができる。

それは、

不遇な最期で物語が終わった時だ。

彼らは生きるはずの未来を奪われ、

道半ばで途切れて物語はやがて忘れられていく。

心の中で生き続ける。

そんなのは綺麗事だ。

少なくとも 私の中で彼らはもう死んでしまった。

仕方がない事だった。

私の作品も模倣して、尊い命が奪われたのだ。

これ以上物語を続けるわけにはいかない。

それが作者として私ができる、

精一杯の償いだ。

いや、プライドか。。。

続く。。。

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