コメント
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妻と斗真も親族だからね
ロープを掻きむしる描写が、何だかリアリティ感じられてゾクリとした(>.<)
斗真
仕事を持ち、妻を持ち、順風満帆かと思われた人生だったが
仕事で重大なミスを犯し、会社をクビになってから生きる心地がしなくなっていた
斗真
その理由は死への恐怖からではなかった
斗真
斗真
斗真
斗真
斗真
そこで斗真はふと思いつく
斗真
思いつきを突き飛ばすかのように声が聞こえた
陽菜
妻がソファーに体を預けながら嫌味ったらしく言う
斗真
陽菜
妻は俺が仕事をクビになったのを収入源が無くなったとしか思っていないようだ
陽菜
出会った頃は彼女の真っ直ぐな愛に惹かれ、付き合い、結婚をしたが、
陽菜
この前、俺のスマホをチェックし、女性の連絡先を次々と消していく所を見てしまった。
今では彼女はいわゆる「メンヘラ」という人種らしい
斗真
陽菜
彼女の言葉を聞き流しつつ、俺はあることを思いついた
斗真
普通ならありえないが、この妻なら有り得る
俺は早速準備に取り掛かった
斗真
蒼太
斗真
蒼太
斗真
蒼太
斗真
蒼太
斗真
蒼太
斗真
蒼太
斗真
斗真
蒼太から 「デマの情報話したぞ、携帯のきしむ音がして電話が切られた」 との連絡を受け取り、斗真は家に帰ろうとしていた。
斗真
斗真
やっと解放される。 そのワクワクが全身をなぞった
ガチャッ と、家の前の扉を開ける。 そこに立っていたのは、
斗真
斗真の顔が少しにやける
陽菜
両手で血管が浮き出るほど強く 包丁を持っていた
斗真
陽菜
陽菜
包丁が真っ直ぐ斗真の腹めがけて突っ込んでくる。 それを斗真は受け入れる
グサッ
一瞬だったがスローに見えた
斗真
陽菜
斗真は玄関のドアにもたれながら陽菜を見る
陽菜は部屋に走り出す。 そして、リビングで椅子と斗真が買ってきたロープを持つと…
首を吊った
陽菜はロープを掻きむしる 首の血でロープが少し赤くなる
陽菜
しばらくたって 陽菜"だったもの" はユラユラ揺れていた
斗真はその様子をボーッと見ていた
斗真
斗真は真っ赤に彩られた玄関で死んだ
斗真
斗真
そこには陽菜も神も悪魔さえもいなかった
そこはただの
無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無