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主。
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以下、人物紹介ですっ!!
Mz
At
Kty
Tg
Ak
Pr
ここから本編入ります!! いちおワンク↓↓ R展開:今のところ入れる予定なし 最終的なカプ:タグ通り Prちゃんの口調:エセ関西弁 こちらはnmmn作品となっております。 ご本人方とは一切関係がありません。無断転載・拡散はお控えください。 地雷さん・作品を読んでいて苦手だと思った方はブラウザバック推奨
以上が大丈夫な方のみの閲覧をお願いしますっ!!
主。
シンデレラ、早く掃除を終わらせなさいっ!!
今日も今日とて、義母の怒号が屋敷中に響き渡る
Mz
意地悪な義母
意地悪な義姉
意地悪な義姉
Tg
いつも通りの罵詈雑言と、無言で俯いている可愛らしい男の子
これ以上優しい義弟が心を痛めないように、 オレはさっさと仕事を済ませてしまうことにした
Mz
Mz
Mz
オレが呆れた顔でそう言い放つと、義姉が金切り声を上げる
意地悪な義姉
うるさい義姉を放置して仕事に戻っていくオレの背中を、 義弟が少しだけ悲しそうに見つめていた
仕事を終えたオレは深夜の屋根裏部屋で、 義母たちにはバレないように隠している昔父親が買ってくれたスーツを眺める
Mz
このスーツはオレが幼い時に父親がおめかし用に買ってきてくれた 大事なもので、大きくなって大人になってしまったオレには もう着ることはできないけれど大切な思い出のかけらだった
あたたかい思い出の一部を見ながら懐かしい過去に浸っていると、 コンコンコンと可愛らしいノックの音が鳴り響く
Mz
スーツをしまったオレの返事にガチャリと扉が開いて、 そこから千草色の髪を持った少し幼い顔立ちの男性が入ってきた
Tg
Tg
Mz
Mz
Mz
Tg
Mz
Tg
Mz
あははっ、と無邪気に笑う可愛い義弟の頭をよしよしと撫でてやると、 Tgはお兄ちゃんに構ってもらった幼い弟のように楽しそうに笑って 今日あった出来事を話してくれる
義母と義姉が見ていないところで行われるこのささやかなやりとりが 今のオレにとって唯一の落ち着ける時間なのだが、 その時間を提供してくれる彼に最近違和感を持っていた
Mz
Tg
Mz
Tg
Mz
Tg
かーっと耳まで赤くなってしまったわかりやすい義弟に、 オレは笑い声をあげる
Tg
Mz
Tg
Mz
Tg
Mz
これは可愛い義弟をいじるネタができたとオレがニヤニヤしてると、 顔をりんごのように赤くしたTgが負けじとばかりに言い返してくる
Tg
Mz
Tg
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Tg
Mz
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Tg
Tg
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Tg
Mz
Tg
Tg
Tg
Mz
Mz
Tg
Mz
Tg
Mz
Tg
Mz
その後もしばらく2人で雑談していると、 王都の中心にある王城の鐘が鳴り響いて住人に日付の変わり目の訪れを告げる
Mz
Tg
Mz
Tg
そう言って屋根裏部屋を後にしたTgを見送り、 オレはため息をついて小さな窓から外の世界を眺める
王都は夜もキラキラと輝いていて、 人々の営みが生み出すその呼吸や動きが手に取るようにわかる
ずっとこの屋敷にいて外の世界をあまり知らないオレが 少しの憧れを胸に外の世界を眺めていると、誰かと目が合った気がした
Mz
Mz
外を歩いていた身長が高めの綺麗なグラデーションの髪を持った オッドアイの青年が一瞬目に止まったが、 次の日目覚めた時にはもう忘れていた
意地悪な義母
あいも変わらずオレを呼ぶ義母の声に、オレは若干苛立ちながら返事をする
Mz
Mz
意地悪な義母
Mz
あけすけな義母の悪口にオレが皮肉で返していると、 くすくすと笑いながら義姉が歩いてきた
意地悪な義姉
意地悪な義姉
Mz
オレが眉をひそめて義姉にそう返すと、 義姉はバラバラになってビリビリになった布の山をどさりと床に置いた
Mz
その布の山は、誰がどう見ても「子供用のスーツだったもの」だった
オレは心の中心が引き裂かれるような心地になりながら、 涙がこぼれそうなのを堪えて叫ぶ
Mz
意地悪な義姉
意地悪な義母
かわいそうとは言いながらもニヤニヤと笑っている義母は、 間違いなく黙ったオレを見て優越感に浸っていた
意地悪な義姉
意地悪な義姉
意地悪な義母
いよいよ十数年ぶりに泣きそうになったので、 オレはこんな奴らには涙を見せまいと走って屋根裏部屋に戻る
破かれてしまった大事な思い出は次オレが屋根裏部屋から出た時には もうその場からなくなっていたから、おそらく捨てられてしまったのだろう
オレが屋根裏部屋で1人布団にうずくまっていると、 今夜はノックをしなかった可愛い義弟が入ってきた
Tg
おそらく彼は、オレが拒絶するのをわかっていたから 入室許可を求めなかったのだろう
Tgはオレに特に声をかけずに黙ってオレの隣に腰掛け、 オレの背中を優しく撫でる
義弟に慰められるなんて恥ずかしいことこの上ないが、 その優しさが今は心に沁みた
Tg
急に話し始めたTgにオレは少々驚くも、反応はしないで耳だけ向ける
Tgはそれすらも見越していたかのようにふっと笑い、 話の続きを声に乗せ始めた
Tg
Tg
Tg
Tg
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Tg
Tg
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Tg
Tg
Tg
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Tg
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Tg
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Tg
Tg
“魔法使い”のいる家に、一緒に行ってみようよ。
Tg
Tg
Tg
Tg
Mz
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Tg
Tg
Tg
Tg
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Tg
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オレの了承の返事を聞いてこれでもかと目を輝かせたTgは とても嬉しそうにオレの腕にギュッと抱きついた
Tg
Mz
Tg
そのキラキラ輝いている大きくて丸い愛らしい瞳には 曇りなんか少しもなくて、本当にオレと出かけるのが嬉しいんだとわかる
ずっと大切にしてきた家族との思い出のかけらが壊されたのは まだ悲しいしこの傷が癒えるのには時間がかかると思うが、 この義弟がその治癒力を高めてくれているような気がした
スーツを破かれてから数日後、 義母と義姉が出かけている隙に屋敷を抜け出したオレは、 案内役のTgと一緒に街角のとあるサロンにやってきた
Tg
Kty
Tg
Kty
出迎えてくれた桃色の髪の青年と話す時のTgの見たことのない表情で、 オレはなんとなく察してしまった
Mz
Tg
Kty
Tg
Kty
Kty
Tg
Tgの返事を聞いた明るい笑顔の優しそうなお兄さんは、 ニコニコと人のいい笑顔を浮かべながらオレに声をかけてきた
Kty
Kty
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Kty
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Kty
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Kty
Tg
Kty
Kty
Ktyはそう言いながら、オレの頭の頂点からつま先までじーっと見る
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Kty
Kty
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Tg
Tg
Tg
Tg
Kty
Tg
Mz
オレがそんなことを考えていると、 店の奥からぐーっと伸びをしながら眠そうな美青年が出てきた
Mz
オレが思わず尊敬の念を込めてその男性を見ていると、 こちらにチラリと視線を向けた彼はパチクリと瞬きをしてTgに声をかけた
At
At
Tg
Tg
At
Tg
Kty
TgにAtくんと呼ばれたオッドアイの青年はこちらに歩いてくると、 オレの顔をじーっと覗き込んだ
Mz
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しばらくオレの姿を見ていた彼はニヤリと笑って、 オレの中の何かを試すかのようにこんな問いを投げかけてきた
At
Mz
Mz
At
At
Tg
At
Tg
At
彼はオレから距離を取ると、 メモ帳を出してカチカチっとボールペンをクリックし、 サラサラと何かを書き出していく
At
At
At
At
At
At
At
その後もぶつぶつと色々と呟きながらメモをしている彼を、 KtyとTgが目をまんまるにして見つめていた
数分後、パタンとメモ帳を閉じた男は色気のある笑みを浮かべ、 自分の腕に対する自信を少しにじませて勝気に笑いながら告げる
At
At
俺に、お前に魔法をかけさせてくれない?
Mz
At
At
Tg
Tg
Kty
Kty
Tg
Tg
オレの目の前に立っている3人から満場一致で勧められてしまって、 オレは思わず反射で了承の返事を返してしまった
Mz
At
At
At
Mz
At
Tg
Kty
At
Mz
こうしてオレは、ちょっと変わった“魔法使い”のアドバイスを得ながら 美しくなるために努力を重ねることにした
この日出会った“魔法使い”がオレにかけた美しくなる魔法が、 やがて恋の魔法に変わって、この“魔法使い”が 後々オレだけの王子様になることなんて、当時のオレには知る由もない
コメント
3件
出遅れたァァァァ!!!!新作ありがとう!!!!もう通知来た瞬間わっくわくで開いた!今回もめちゃくちゃ面白そう!!てかプロローグで最高すぎる😭まぜ太くん根気強いしちゃんと努力すると思うから今後のあっとくんとの展開が楽しみですな😏
出遅れましたっ!! 待っていました新作、ありがとうございます! 今回も凄く面白そうな内容で楽しみすぎます! 強気なシンデ…………いえ、mzの態度神っ! しかも言ってる事が図星で草w 展開が読めなすぎてわくわくしてますっ! 僕も早く書かなくちゃ………