TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

 

私は今、ずっと憧れていたニューヨークにいる。

 

海外支社がある今の会社に就職し

 

念願だったニューヨーク支社へと赴任してきた。

 

最初は希望と期待感にワクワクしていたが

 

現実はそう甘くはなかった。

 

英語が得意な方だと自負していたけれど

 

実際は英語にもなまりが色々あって

 

言葉の壁に苦戦していた。

 

そんなある日の事

 

ルームシェアをしている部屋に段ボールが届いた。

 

日本に住む母親からだった。

 

早速中を見てみると

 

私が大好きなお菓子やご当地のカップラーメン、お茶漬けの素、パックのご飯、調味料まで様々。

 

その中には手紙も入っていた。

 

手紙の内容はこうだった。

元気にしてますか?

ちゃんとご飯は食べていますか?

無理しないで、つらくなったらいつでも帰っておいで。

 

と。
とても短い文章だったけど

 

今の私にはとても刺さる言葉だった。

 

ニューヨークに来てからは心配させないようにと

 

連絡を全く取っていなかったけど

 

無性に母親の声が聞きたくなった。

 

 

えっと…今は23時だから、向こうはちょうどお昼頃ね。

 

もしもし、お母さん?
久しぶり。元気してた?

日本に住む母親

元気よ。
あなたは元気でやってるの?

 

うん、私も元気。

 

今日荷物届いたよ。

日本に住む母親

そう。無事に届いたのね。

日本に住む母親

それで電話してくれたのね。

 

うん。さすがお母さんだね。

 

私が食べたい物いっぱい入ってたよ、ありがとう。
loading

この作品はいかがでしたか?

39

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚