探偵事務所さん、神隠しをよろしくね
異形は、誰もが知る怪物。
能力者は、誰もが知る存在。
それは特別なことではなく、この世界では当たり前の日常だった。
大学生であり能力者の田中ハルと田中真紀は、個性豊かな仲間たちと笑い合いながら、ごく普通の学生生活を送っている。
一方、異形事件を専門に扱う探偵・田中のもとには、今日も奇妙な依頼が舞い込んでくる。
ある日、田中探偵事務所へ持ち込まれた一件の調査依頼。
それは、とある遺跡で起きた"神隠し"だった。
消えた人々。
残された不可解な痕跡。
そして、記録に存在しない異形。
調査を進めるにつれ、一つの神隠し事件は、過去に封印された事件、世界各地で続く異形災害、そして人類が決して知ってはならない歴史へと繋がっていく。
筋肉しか取り柄がないように見えて誰よりも仲間想いな熱血。
常識から少しだけズレた思考で、周囲を振り回しながらも、なぜか最後まで逃げない豚飼。
怪異に異常なほど詳しいオカルト研究部の仲間たち。
笑っていたはずの日常は、少しずつ"普通"ではなくなっていく。
異形には危険度を示すランクがある。
個体級、施設級、地域級、都市級、国家級。
しかし、そのどれにも当てはまらない存在がいた。
人類が畏れ、歴史から消し去ろうとした怪物「王」。
神隠しは、なぜ起きるのか。
異形は、どこから来たのか。
そして、世界は何を隠しているのか。
これは、一人の探偵と二人の大学生が、仲間と共に世界最大の謎へ挑む、怪異×青春×能力バトルミステリー。
その依頼は、世界の真実へ続いていた。