二度の別れ

黒くて眩しい黒宮さん 〜 一冊の小説が繋ぐ淡い初恋物語〜

祖月輪優子（そがわゆうこ）。高校一年生の十六才。

彼女の頭の中は常に『メルヘン』でいっぱいだった。友達からは『優ちゃんの頭の中はお花畑』とバカにされていた。

だけど祖月輪優子は気にしていなかった。『白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるから』と。本気でそう信じていたから。

そして彼女は出逢う。黒宮仁（くろみやじん）と。彼こそが『白馬に乗った王子様だ！』と思っていた。

最初は。

もしも、時計の針が止まったら

これは，俺から彼女に向けた。
“償い“の物語だ＿。


2020年 高校3年生だった二人　
陸上部のマネージャーと部員の関係だった．

卒業間近，二人はタイムカプセルを埋めた。


2025年　そのタイムカプセルを開ける時
　　　　すべてがわかる．




※この物語は、オリジナルです

めぐる春

別れと出会いを描いた逆読み小説です。
読み終わったら、下からも読んでみてください。

ハムスターのたまごと勇気をもらった僕

僕が飼っていた、いや、家族だったジャンガリアンハムスター。名前は『たまご』。

僕はそんなたまごから勇気をもらった。

だから僕は前に進み続けることができる。

そう、今でも――。