講評
主人公が夢に向かって努力するひたむきな姿や、ヒーローへの向き合い方が好印象で、応援したくなる主人公になっていると思います。二人だけの秘密を持つ特別感のある関係がドキドキを増す要素となっており、俺様系のヒーローが主人公にだけ見せるぶっきらぼうな優しさのギャップも合わさり、彼のことを少しずつ知って惹かれていく主人公に共感できます。会話文中心のライトな読み心地も作品にマッチしていました。一方で主人公自身のキャラ性の表現が少ないため、ヒーローとのやりとりの中で主人公の心情や考えを表現できると主人公への共感がさらに強化され、作品への没入感もさらに増していくと思います。