ガラッ
村瀬 蛍
福原奈々
いつも通り学校に行って 席に着く
福原奈々
村瀬 蛍
奈々が一目散に寄ってきて 話し始める
福原奈々
財布、ないんでしょ?
村瀬 蛍
見つけたんだよね
私はカバンから教科書やら 何やら出しながら奈々に 伝える
福原奈々
奈々は興味津々に聞いてくる
村瀬 蛍
今日の3時から面接。
福原奈々
村瀬 蛍
そうだよねぇと笑いながら 相槌をうつ奈々は
福原奈々
じゃね。
と軽く手を振りながら 自分の席へ帰っていった
・
・
・
村瀬 蛍
疲れたァァァ!
夕日が差す教室に私と奈々だけが いる、
福原奈々
頑張んなよ。
奈々は優しく背中を撫でる
村瀬 蛍
やる気は全然ないけど 重たい体を起こして椅子から 立ち上がる
村瀬 蛍
福原奈々
奈々の声を背中に私は 1歩ずつ歩き出した
村瀬 蛍
歩いてきたけど、案外近いな。
私は指定された住所に着いた
アンティークな感じで落ち着く匂いがした
カランッ...
村瀬 蛍
村瀬 蛍
少し緊張しながら扉を押す
中には誰もおらず陽気な 音楽が流れているだけだった
???
店の奥から男性が出てくる
少し慌てて私の前まで来ると
???
と聞いてきた
彼は店員のようだ。
村瀬 蛍
来たんですけど....。
私がそう言うと店員さんは パァッ..と笑顔になり
店員さん
私の手を取り握手をすると
店員さん
急に暗い顔になり
店員さん
かな....。ごめん。
村瀬 蛍
「中学生」?
店員さん
店員さんは申し訳なさそうに 謝る
村瀬 蛍
ここで誤解されたらマジで困る
村瀬 蛍
なんですけど...。
店員さん
私はカバンから取り出した 学生証を見せる
店員さん
店員さんはすっごく 焦ってまた謝る
店員さん
始めますッ!
村瀬 蛍
店員さん
店員さんは椅子を少し引いてくれた
こういう所は紳士なんだ....、
店員さん
カタッ...と音を立て店員さんも 椅子に座る
店員さん
教えてくれますか?
村瀬 蛍
店員さん
村瀬 蛍
店員さん
店員さんはボードに書き込む
店員さん
志望してくれたの?
村瀬 蛍
村瀬 蛍
だったからですかね。
私が嘘、偽りなく答えると 店員さんは ポカン...としていた
村瀬 蛍
私が手をヒラヒラさせると
店員さん
店員さん
少し笑いながら、また ボードに書き込む
店員さん
週に何回シフト入れる?
村瀬 蛍
全部入れますよ。
店員さん
目を見開きながら
店員さん
と質問してくる
村瀬 蛍
私は苦笑いで答える
店員さん
事でいいかな?
店員さんはにっこり笑いながら 聞いてくる
村瀬 蛍
店員さん
店長の「伊吹」です。
村瀬 蛍
こんなお若いのに?
伊吹さん
明日から入れる?
村瀬 蛍
店員さん
伊吹さん
よろしくね、
村瀬 蛍
伊吹さん
健気に手を振る伊吹さんに 私も手を振り家に帰った
村瀬 蛍
感じの良さそうな人だったし
家とか学校から近いし
村瀬 蛍
村瀬 蛍
やったね!
心の中でガッツポーズをした
わぁーい、わぁーい。
終わり。
なんか今回やばいですね笑
すっごい変、
そういえば「地縛少年花子くん」 がテレビアニメに
なるらしいです!
たのしみ。
PS.短くてすみません。