ウーーーーーーーウーーーーーーー
逃げろ!
落ちるぞ!
きゃぁぁぁ
まぁまぁ
え、
あっ
どうしょう
怖くて…
体が動かない
さきさん
はな
はな
さきさん
さきさん
はな
その瞬間
建物が崩れてしまった
はな
はな
はな
私は気づいた
足がなにかに挟まって火が燃え移ろうとしていた
はな
はな
はな
上手く言葉が出ない
はな
叔母
悠真
陽太
れん
れん
叔母
れん
悠真
陽太
れん
叔母
ウーーーーーーーウーーーーーーーウーーーーーーー
陽太
悠真
陽太
れん
れん
れん
叔母
叔母
れん
れん
れん
れん
悠真
陽太
れん
悠真
陽太
叔母
叔母
叔母
れん
れん
はな
無事でいてくれ
頼む
頼む!
ウーーーーーーーウーーーーーーー
れん
れん
さきさん
さきさん
はっ
はな?!
れん
れん
さきさん
れん
誰か
助けて
はな
はな
あれ
もう苦しくない
誰かにおぶられてる?
誰かの声が聞こえる
聞いたことのある声
暖かい背中
そして大きな背中
落ち着くな
はな
れん
れん
はな
私は今れんさんにおぶられてる?!
れんさんの声いつもと違う
はな
れん
れん
れん
はな
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
れん
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
はな
それからずっと
無言が続いた
安全なところまでは
サイレンがおさまった
安全なところで
私は降ろされた
私が降ろされた場所は
私の大好きな場所
そこは
たくさんのコスモスの花が咲いているところだった
れん
次は落ち着いた声だった
いつもの
優しい声だった
はな
ギュ
私はれんに
強く
強く
抱きしめられた
れん
れん
はな
はな
はな
はな
私は今気づいた
れんさんは腕を怪我していた
きっと私を助ける時に
怪我をしただろう
れん
はな
れん
れん
れん
れん
はな
はな
はな
私が落ち着くまで
れんさんは強く
そして優しく
抱きしめてくれた
はな
叔母
叔母
叔母
叔母
叔母
叔母
れん
れん
悠真
陽太
悠真
陽太
悠真
叔母
叔母
叔母
兵隊さん『偉い人』
兵隊さん『偉い人』
兵隊さん『偉い人』
兵隊さん『偉い人』
れん
陽太
悠真
れん
叔母
叔母
悠真
陽太
れん
兵隊さん『偉い人』
れん
兵隊さん『偉い人』
陽太
悠真
神風特別攻撃隊とは
戦闘機に乗り 目標接近、切り離される
人間爆弾
そうれんは
日本の生んだ死の桜に選ばれた
コメント
3件
桜花って、絶対○ぬよな 車輪ついてないんやから
はなとくっつけ…、れんよ(