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雨降る町、自分を探して

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雨降る町、自分を探して

4 - だから、私は変われないんだ。

♥

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2019年10月16日

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それから…

美空

はぁ…

職員室に呼び出され、

なんで相談しなかっただの言われた後

生徒指導室に行った

そこには親もいた

春奈たちもいたけど正直どうでもいい

問題は親がどうなるか、だ。

美空

……………

高野

つきましてはですね…

春奈

………(フンッ)

美月

あの…

美月

さっきから担任のあなたは知らなかった、というふうな素振りをしていますが…

美月

いじめの内容を聞くと、先生、見て見ぬふりしてたのではないですか?

高野

そ、それは…その…

晴彦

先生、娘はいじめられているんですよ?

晴彦

教師であるあなたが、そんな見て見ぬふりなんてしてよいものでしょうか?

高野

それに関しては…

松川

先生は、見て見ぬふりをしていました。

高野

えっ…?

松川

そして、また、いじめに加勢しているような行動があったとアンケートから意見が複数出ています。

松川

こちらがしっかりクラスの状態を知らなかったこともあります。

松川

誠に申し訳ございませんでした。

松川

そして、高野には然るべき対応をさせていただきますので、よろしくお願いします。

美月

はぁ…

それからも話は進み

結局しばらく春奈たち中心グループは自宅謹慎となった

正直どうでもいい

もう親がとやかく言うのがめんどくさい

美月

美空…

美月

ごめんなさい、気づいてあげられなくて…

美月

ずっと、この傷跡も、ゆっくりとしか話さないことも、

美月

家でよくドジを踏むのも…

美月

美空が鈍臭いからって思ってたの…

美月

到底許されることじゃないけど…

美月

これからお母さん頑張るからね…

晴彦

すまない。

晴彦

娘に気遣ってあげられず、

晴彦

ただ小さい頃からちょっと手際が悪かったから、

晴彦

という理由で自分を正当化してたんだ…

晴彦

すまない…お父さんからも…

2人の反応が意外だった

まさか…ね

なんて思ったけれど

美空

どうやら本物みたい、ね。

ふとスマホに目をやる

まだ買ってもらったばかりで慣れないけど…

最新型のスマホには空中に文字が浮かび上がる

そんな最新型の高いやつをもらっても…

美空

あ、そうだ

いつの日かスマホを持ってなくて、

いつの間にかメッセージアプリの「タイム」で悪口を言われてたらしい

そんなことがあって話さなくなり、

中学も向こうが受験して学校が変わってしまった

そのタイムをインストールしてみる

そして、同じ部活で仲がいい、結花に送る

部活でしか居場所がなかった私の数少ない友達。

美空

ねーねー

美空

結花ー

結花

なにもー

結花

あ、入れたんだ、タイム

美空

いつかのために、ってIDもらってよかったよ〜

結花

あ、そうだ!

結花

いきなりでごめんだけどさ、

結花

今度遊びに行かない?

結花

桜も連れてさ、

結花

あと加奈子もいい?

美空

いいよー

美空

いつー?

結花

また決めるよー

結花

まずグループ作るからさー

結花

桜と加奈子の追加よろしくー!

美空

おっけ!

ふとトーク画面を閉じてみる

グループに招待され、個人の追加をした

夜遅いということで、明日になった

時計はもう23時を過ぎていた

美空

はぁ…

まだ不信感が湧く

いつか、ドタキャンされて

裏切られるんじゃないか

そんな思いが時折ふと頭をよぎる

美空

あっ

タイムの機能、タイムボード

世界共通の掲示板みたいなもので、

公式タイムの投稿や友達の投稿も見られる

クラスのグループタイムにも招待してもらい、

個人をかなりの子と交換した

正直春奈がグループにいるし大丈夫なんじゃないかって思うけど…

というかみんな私がいじめが収まった途端話しかけてくるな…

まるでこれまで触ってはいけないもののように扱われていたみたい…

そう思いながら、タイムボードをみる

かつてスマホを持ってなくて仲間外れにされた、梨々花の投稿があった。

クラスの子がいいねしていたみたいだ。

それを見ていると、

こんな考え方をしている自分が卑屈だと感じる。

ああ、そうか。

こんな考えだから、

こんな性格だから、

私は変われないんだ。

そう思うと妙にすとんと胸の中に収まった。

これが私の行き着いた答えだ―

雨降る町、自分を探して

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