テラーノベル
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ロブが加入してからは、静かだった楽屋が、少し賑やかとなった
冷蔵庫から楽しみにとっておいたアップルパイがなくなってしまい、 ヴァイオレットがカンカンに怒っている最中だ
ヴァイオレット
ロバート
エマ
エマ
ロバート
ロブは思わず、2本の指を不自然に動かす
ヴァイオレット
ロバート
ヴァイオレットがロブにキックをかまそうとしており、 楽屋の風景は完全にカオスへと化している
エマはそんな様子を見て、ケタケタと笑う
ジョルジーナ
ヴァイオレット
ヴァイオレット
ロバート
ヴァイオレット
エマ
ジョルジーナは、そんな二人の様子を見て、豪快に笑う
ジョルジーナ
エマ
ヴァイオレット
エマ
ロバート
ヴァイオレット
ロバート
今日も楽屋は、笑い声が響いていた
ソファーでコーヒーを飲む大人たちは、賑やかな様子を見ながら微笑む
アーノルド
ケイシー
ケイシー
アーノルド
ケイシー
そんなやり取りをしている間に、一座の列車は、 大恐慌で荒みきったオハイオ州の村の近くに停車する
ケイシー
ケイシー
外の騒ぎが気になったケイシーが、窓を覗いてみると、 そこには衝撃的な光景があった
村人
村人
村人たちが口汚く罵りながら、 誰かに対して無数の石を投げている
村人たちの視線の先には、
クララ
ボロボロになっているアルビノの少女が、蹲っていた
ケイシーの脳裏に、かつての激しいトラウマが浮かび、 嫌な記憶を呼び起こした
ケイシー
ケイシーは穏やかな仮面を脱ぎ捨て、 村人とアルビノの少女の元へ駆け寄った
アーノルドは、窓の外からその光景を見ていた
アーノルド
村人
村人
村人達は容赦なく、少女に石とゴミを投げつける
その集団の中には、少女と同じ年くらいの子供もいた
クララ
少女は何も喋らなかった …というよりは、喋れないと言った方が正確だった
完全に動けなくなっており、動きを静止していた
周りが騒いでいる中、一人の大人が村人達と少女の間に、 割って入ってきた
ケイシー
村人
村人
ケイシー
ケイシーは村人達の心無い言葉に、 静かでもあり、激しくもある怒りを見せる
ケイシーは、村人達に向かって、冷徹にナイフを構える
ケイシー
ケイシー
普段見せない激しい気迫に、村人達は、一瞬怯んでしまう
しかし、すぐに偉そうな口を叩くようになる
村人
村人
すると次の瞬間、村人達の前に鉄球武器が現れた
村人
ケイシー
その勢いに、村人達は完全に腰をぬかしてしまった
ケイシーが驚いて顔を上げると、 彼の近くには鉄球を持ったジョルジーナが立っていた
ケイシー
ジョルジーナ
ジョルジーナ
村人
村人
心無い言葉を向けられても、 ジョルジーナは耳を傾けようともしなかった
ケイシーの近くにいるアルビノの少女が、 今にも泣きそうな赤い瞳で、こちらを見ている
ジョルジーナ
ケイシー
ジョルジーナとケイシーは、 村人の非難から、 少女を強引に列車へと救い出した
ジョルジーナ
ケイシー
こうして、アルビノの少女は列車に保護された
しかし、 少女は激しい人見知りと恐怖から、 暗い端っこの壁に蹲り、そのまま動きを止めていた
怯えている少女に、 ケイシーとジョルジーナは、 カモミールティーを淹れて、優しく寄り添う
ケイシー
ジョルジーナ
クララ
次の瞬間、
エマ
ロバート
クララ
エマとロブがやってきて、 見慣れない少女に興味を示していた
少女は思わず警戒して、体が強張ってしまう
ジョルジーナ
エマ
エマとロブは、少女の元へ駆け寄ってくる
クララ
ロバート
ロブは、綺麗なお菓子を二本指で差し出した
クララ
ロバート
ロバート
エマ
ロバート
クララ
少女は、ロブから差し出されたまんじゅうを見て、小さく呟いた
エマ
クララ
エマは自ら名を名乗った
少女は少しだけ黙り込んだが、 しばらく待ってみると、口を開いた
クララ
エマ
クララ
エマは、クララの手を握る代わりに、 自分の頭をクララの白い髪にそっとぽん、と預ける
エマ
エマ
クララ
ジョルジーナ
クララ
ケイシー
ロバート
エマ
クララは、エマの虚しい袖の温もりと、 ロブの不敵な笑顔、 そして大人たちの深い愛に触れた
そして、クララは初めて、
クララ
クララはそう言うと、小さく微笑んだ
これが、クララが一座の「最年少のマスコット」として迎えられる瞬間だった
クララの加入により、 エマ、ロブ、クララの キッズ3人組が結成されるようになる
エマ
クララ
エマ
ロバート
ヴァイオレット
ロバート
ヴァイオレット
ヴァイオレット
ロバート
ヴァイオレットはブツブツと文句を言っているが、 クララの小さな手に可愛らしいリボンを持たせているのを、ロブは見逃さなかった
ロブは、口角を吊り上げ、ニヤニヤしながらヴァイオレットを揶揄う
ヴァイオレット
ロバート
エマ
ヴァイオレット
それを聞いたクララは、 口元が緩み、穏やかに微笑んだ
クララ
ヴァイオレット
ヴァイオレット
クララ
ヴァイオレットが顔を真っ赤にしながら、その場を去っていった
…それは、どこか既視感のある光景だった
エマ
クララ
ロバート
クララ
楽屋には、子供達の元気な笑い声が、響くのだった
クララは、小さく首を傾げた
コメント
1件
みぅ🤍🥀です。第5話、読み終えたよ…。 アップルパイ騒動で始まる楽屋の賑わいが、クララが救われる温かさに繋がっていく構成が胸に沁みた。村人から石を投げられて蹲るクララを、ケイシーさんがナイフを構えてでも守ろうとした場面、本当にかっこよかった。ジョルジーナさんの鉄球登場も痺れたね。 何より、エマが「クララちゃんに石を投げる人はいないよ」って自分の頭を預ける仕草が優しくて…。クララが「白雪姫」って言われて、初めて微笑むシーンで涙腺が緩んだよ。一座の温かさがじんわり伝わる、大好きな話です。桜城優衣🌸さん、素敵な物語をありがとう🌙
夕焼け遊戯
ばたっちゅ
8,670
成瀬りん
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