暗黒街の犯罪者を主に排除する殺し屋の女。百峰桃音。今日もまた表社会の平和のために引き金を引く。
…………
……いや、刃を振るう という者もいるかもしれない。
〜暗殺組織 IBUKI 本部〜
店長
百峰桃音
店長
百峰桃音
この時、桃音は返事をするのに戸惑ってしまった。
そう、桃音はずっと1人で任務をしていたので殺し屋仲間がいなかった。
〜屋上〜
店長からの次の標的を聞いた後、桃音は唯一自分がリラックスできる場所、屋上へ出た。
百峰桃音
フェンス越しに景色を眺めながら呟いている桃音。顔見知りの同業者なら普通にいる。
しかし誰と組めというんだ。自分にはそのような存在の人が居ないんだ。もういっその事1人で行ってやろうか!
???
(ビクッ!!)
突然、桃音の背後から見知らぬ女の声がした。
とっさに振り向いて銃を向けると オレンジの目に青いベスト、トランプのダイヤの形をしたピンクのペンダント、ニーハイブーツ、背中まで伸びた長い髪を1つでまとめた、お淑やかそうな女がいた。
???
百峰桃音
百峰桃音
桃音は彼女が敵ではないとわかって安心しつつ、警戒した。 この女は一体何の用で来たのか、 気配を消して自分の真後ろに現れるなんて。なんなんだこいつは?
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
百峰桃音
そう思った時と同時に桃音は急に背後から現れた同業者リリアへの警戒心が少しづつ無くなっていった。
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
百峰桃音
しかし今回の仕事では好都合だ。 なんせ店長の部屋から屋上まで気配を消してつけてきたのだ。 おそらくこの人はそれなりの実力があるはずだ。
百峰桃音
百峰桃音
神楽リリア
リリアは嬉しそうだが何も言わない。 どうやら彼女は結構無口のようだ。
百峰桃音
〜〇〇〇ビル前〜
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
成り立たない会話。 リリアは無口なのでここまで来るのに ほとんど会話はしなかったようだ。
百峰桃音
〜マフィアのアジトの前〜
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
この時、2人の気配はさっきまでとは全く違った、一般人なんかではない、今にも人を殺めるような気配に変わった。 桃音は愛用の2丁の拳銃を構え。 リリアは日本刀を抜いた。
百峰桃音
神楽リリア
ダァン!!
下っ端マフィア達
下っ端マフィア達
バン!
百峰桃音
桃音はそう言ってマフィアの脳天を撃ち抜いた。
下っ端マフィア達
ザシュッ! ズバッ!
百峰桃音
神楽リリア
リリアは表情を一切変えず、マフィア達を次々と斬りつけていく。
下っ端マフィア達
リリアに斬りつけられた1人のマフィアがそう言って息を絶えた。
百峰桃音
神楽リリア
リリアは眉を一切動かさない、人を斬る時すら無表情のため、暗黒街で「人斬り人形」というあだ名をつけられていた。
百峰桃音
桃音がそう思いながらマフィアの下っ端たちを撃っていった。
マフィア・BOSS
桃音とリリアの目の前にはスーツに羽織を着たマフィアのBOSSが立っていた。さっきまでの下っ端達とは全然違う威圧感がする。
百峰桃音
神楽リリア
マフィア・BOSS
ギュルルルウゥゥゥゥンン!!!!
百峰桃音
神楽リリア
いきなり作業場のようなうるさい音がなって桃音とリリアは耳を塞いだ。
マフィア・BOSS
マフィアのBOSSは笑いながらデカいチェーンソーを構え桃音達に向けた。
百峰桃音
神楽リリア
ギュルウン! ギュルウン! ギュルウン!
うるさい音を立てながら桃音達にチェーンソーを振り回してくる。
百峰桃音
神楽リリア
マフィア・BOSS
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
マフィア・BOSS
ザシュッ!
するとマフィアのBOSSは桃音の腹部をチェーンソーで斬りつけた。 しかし幸い、掠った程度だった普通に立てる。 でも痛い。弾丸ほどではないが普通に痛い。
…いや、やっぱり結構痛い。
百峰桃音
神楽リリア
桃音は傷口を抑え血を吐き歯を食いしばりながら大丈夫だと言ってリリアに向かってニッって笑う。
神楽リリア
初めて組んだ同業者を傷付けたことにリリアは怒り刀を握り締めた。
マフィア・BOSS
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
リリアは怒りを堪えて桃音を連れて、別の部屋へ移動した。
マフィア・BOSS
ギュルウン! ギュルウン!
マフィアのBOSSはチェーンソーを振り回しながらリリア達を追った。
桃音とリリアはチェーンソーを振り回すBOSSをなんとか撒き、別の部屋身を潜めた。
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
嘘。内臓までではないが、まあまあ深い。でも普通に立ってはいられる。
百峰桃音
神楽リリア
ギュルウン!
百峰桃音
ドアの向こうから少しづつチェーンソーの音が近ずいて来た。どうやら奴はもうすぐそこまで来てしまっているようだ。
神楽リリア
百峰桃音
その時、リリアがはっ!っと何かを思いついた。
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
そして2人は作戦をたてた。
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
百峰桃音
神楽リリア
バキィィィ!!!
ガガガガガガッッッッッ!!!!!
百峰桃音
神楽リリア
突然、2人が隠れていた部屋のドアからチェーンソーの刃が飛び出た! そのままドアを壊してBOSSが入ってきた。
マフィア・BOSS
百峰桃音
神楽リリア
マフィア・BOSS
百峰桃音
神楽リリア
ギュルウン! ギュルウン!
マフィア・BOSS
神楽リリア
リリアはチェーンソーを避けまくる。
百峰桃音
百峰桃音
ドカッ!
BOSSはリリアを思いっきり蹴飛ばした。
神楽リリア
蹴飛ばされ壁に打ち付けられたリリアは背中を強く打った衝撃と蹴られた衝撃で身動きがとれなくなった。
マフィア・BOSS
座り込んだ姿勢のリリアを見下し、チェーンソーの歯を下に向けて振り上げる。
マフィア・BOSS
この時、リリアは死を悟った。
神楽リリア
バキュン! バキュン!
マフィア・BOSS
ガタン!
チェーンソーは大きな音をたてリリアの前に落ちた。
百峰桃音
マフィア・BOSS
よく見るとチェーンソーの持ち手に、BOSSの両手が握られたままだった。
マフィア・BOSS
BOSSの両手首の断面から血しぶきが飛び散った。
神楽リリア
リリアは今ある力を振り絞って刀を握りしめて、座り込んだ状態からそのままBOSSを蹴って倒し、胴体を踏んで刀を振り上げた。
マフィア・BOSS
神楽リリア
マフィア・BOSS
神楽リリア
ザシュッ!
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
プルルルル プルルルル
百峰桃音
桃音は電話でIBUKIの死体処理班を電話で呼び、場所と人数などの情報を伝えた。
百峰桃音
神楽リリア
すると2人に痛みが走った。
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
そう…2人は怪我人だった。
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
神楽リリア
リリアは「人斬り人形」らしからぬような、ものすごく驚いた表情をした。
神楽リリア
百峰桃音
百峰桃音
神楽リリア
百峰桃音
こうして2人は相棒となったのであった。
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