TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

音無さん

一覧ページ

「音無さん」のメインビジュアル

音無さん

3 - 音無さん(後編)

2020年08月27日

シェアするシェアする
報告する

8月6日 15時30分

金山 花楓

ここが音無さんがいる場所、、?

新井 浩太

そうだよ

三好 愛莉

なんか空気が重くない?

新井 浩太

あの時はあまり感じなかったけど

金山 花楓

私たちを迎え入れてる感じ

三好 愛莉

辞めて、怖いこと言わないで

新井 浩太

この中に孝音が?

金山 花楓

まだ33分じゃないから個室見ていく?

三好 愛莉

え、怖いよ

新井 浩太

でもやるしかない

私たちは5つある個室を全て確認した

金山 花楓

何かあった?

新井 浩太

いや、何も

三好 愛莉

こっちも何も

金山 花楓

そっか、、
一旦トイレから出よ?

新井 浩太

おけ

気がついたら33分まであと10秒だ

三好 愛莉

9、8、7

金山 花楓

6、5、4、3、2

新井 浩太

なったな

金山 花楓

足音にも気をつけないと

新井 浩太

そうだな

新井 浩太

音無さんいるか?

金山 花楓

今のところいなさそう

三好 愛莉

なんか頭痛くなってきた

金山 花楓

ねぇ、本当に大丈夫?

新井 浩太

俺に任せろよ

三好 愛莉

そろそろやばいんじゃない?

金山 花楓

流石にもう帰ろ

三好 愛莉

かえでちゃんだってそう言ってるよ

新井 浩太

お前ら孝音のこと心配じゃねぇーのかよ

金山 花楓

心配だけど、、

新井 浩太

三好はブランコで休んでろよ

トイレから離れた場所に ブランコがある

金山 花楓

私が連れていくね

金山 花楓

愛莉行こ

三好 愛莉

うん。ごめんね

金山 花楓

浩太何かあったらLimeね

新井 浩太

おけ

金山 花楓

愛莉大丈夫?

三好 愛莉

何とか
頭痛は治まってきた

金山 花楓

浩太心配だから行くけど1人で平気?

三好 愛莉

うん

三好 愛莉

あのね、昨日お姉ちゃんに聞いたの

金山 花楓

え、何を?

三好 愛莉

音無さんのこと

三好 愛莉

神山の話はしてない
A組の子の話したら教えてくれて

金山 花楓

お姉ちゃんなんだって?

三好 愛莉

お姉ちゃんの幼なじみも音無さんになったらしい

金山 花楓

え、なったとは?

三好 愛莉

音無さんの前で音立てたら生と死の間に連れ去られるらしいんだけど、身代わりがいれば捕らえられた人は解放されるらしい

金山 花楓

身代わり、、?

三好 愛莉

音無さんに仲間が必要らしい
孤独にしないことが条件だって

金山 花楓

誰かが身代わりになれば神山は助かる

金山 花楓

お姉ちゃんのと幼なじみの時はどうしたの?

三好 愛莉

A組の男子と同じ
死んじゃった

金山 花楓

え、、?

三好 愛莉

その後お姉ちゃんが先生達に聞き取りしていったら経験した先生の所にたどり着いたらしい

金山 花楓

音無さんの?

三好 愛莉

うん

三好 愛莉

捕らえられた人は誰かに見捨てられたら音無さんに仲間にされる

金山 花楓

要するに殺される?

三好 愛莉

そうだね
だから毎日友達がトイレに通ってくれればいいらしい
勿論無言でね

金山 花楓

そんなの無限ループじゃん

三好 愛莉

お姉ちゃんが手に入れられたのはここまでだって

金山 花楓

早く助けに行かないと

三好 愛莉

でも毎日通えば、、

金山 花楓

神山はその事知らないんだよ?
心が病んじゃうよ、、

金山 花楓

私が身代わりになる

三好 愛莉

え、ちょっと

花楓は走り出してトイレに行った

金山 花楓

音無さん!孝音!聞いてる?
私は身代わりになる!

新井 浩太

おい、何言ってんだよ

金山 花楓

詳しいことは愛莉に聞いて

神山 孝音

ねぇ、浩太何してんの?

振り返るとトイレの外に孝音が立っていた

新井 浩太

孝音声出しちゃダメだよ

神山 孝音

もう35分だよ

新井 浩太

あ、ほんとだ

新井 浩太

あれ?金山は?

神山 孝音

金山って誰?

三好 愛莉

あ、神山!
大丈夫だった?

新井 浩太

三好こそ大丈夫かよ
そんなに走ってこなくても

三好 愛莉

1人って意外と寂しいんだから

三好 愛莉

あれ?花楓ちゃんは?

新井 浩太

いや、誰だよ

新井 浩太

初めから俺と三好しかいなかったじゃん

神山 孝音

俺もいたよ

新井 浩太

お前は今来たんだろ

神山 孝音

あ、そうだったか

三好 愛莉

もうこんな奇妙なところ居ないで帰ろう

新井 浩太

そうだな

三好 愛莉

どこかで遊んで帰る?

新井 浩太

再試あるから帰るわ
あれ?誰かも再試じゃなかったっけ?

神山 孝音

俺たち4人だったような

三好 愛莉

ほら、変なこと言ってないで帰るよ

三好 愛莉

前から3人だったじゃん

三好 愛莉

かえでちゃんごめんね

三好 愛莉

あれ全部嘘だったんだよね

三好 愛莉

音無さんに捕まった人は誰の記憶にも残らない

三好 愛莉

あ、身代わりなんてないんだよ
あー言えば花楓ちゃんは自分が身代わりになるって絶対言うでしょ

三好 愛莉

田奈は私が誘拐して殺しちゃった

三好 愛莉

ちなみに音無さんは私の幼なじみだよ

三好 愛莉

中学の時花楓ちゃんがいじめてた子
その後あのトイレで自殺したの知らないでしょ

三好 愛莉

私の記憶に残っちゃうのは残念だけど
じゃあね。かえでちゃん

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚