テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
遊びの内容はさらに過激になっていく
5人はいつものようにかごめかごめを繰り返していた
今回の鬼は志乃で、彼女はしゃがみながら目を瞑る
後ろの正面だあれ?
神田志乃
一ノ瀬露子
後ろの正面は露子だった
露子は後ろの正面を当てられなかった志乃に罰を考える
一ノ瀬露子
神田志乃
一ノ瀬露子
露子の一言を聞いた志乃は、顔を青ざめながら俯く
神田志乃
都築慎一
慎一は無言で啜り泣く志乃の姿を見ていた
声をかけて共感してやろうとも、慰めてやろうとも思わなかった
志乃の胸にある「真っ赤な嘘」の比喩表現通りの赤いモヤモヤが、慎一には見えていた
神田志乃
神田志乃
神田志乃
志乃はみんなに向かって、自身の辛い過去を語る
志乃を除いた四人は何も声をかけようとはしなかった
しかし、露子が悲しい雰囲気を壊す発言を言う
一ノ瀬露子
一ノ瀬露子
なんの戸惑いもなく、志乃のことを追い詰める発言をする
志乃はこれがバレると「可哀想な自分」というアイデンティティを奪われてしまうため、必死に言い訳をする
神田志乃
神田志乃
神田志乃
志乃は完全に追い詰められてしまい、その場で泣き崩れてしまう
桑原陽一
陽一が手のひらに、小さなてんとう虫を乗せながら、志乃の顔を覗き込む
神田志乃
桑原陽一
神田志乃
志乃の悲劇の仮面がみるみるうちに剥がれていく
必死に学習した泣き真似を見破られるショックで、泣く元気もなくなった
都築慎一
都築慎一
慎一は何も声はかけなかったが、内心では誰よりも早く見抜いていた
志乃には真っ赤なモヤモヤが見えていた
露子、勲、陽一は外が暗くなると家に帰って行った
しかし、志乃と慎一だけは地下坑道に残っていた
鈴虫の声だけが鳴り響く、静かな夜に、志乃は涙を流しながら慎一に言う
神田志乃
神田志乃
志乃は顔を俯いた状態で泣く
慎一が見ても、その時の泣きだけは、演技か本当かはわからなかった
都築慎一
都築慎一
都築慎一
都築慎一
それでも、慎一は軽蔑したような目で言い放ち、志乃の前から去って行った
慎一がいなくなった瞬間、志乃の涙は引っ込んだ
神田志乃
志乃は手元にある石ころを積み上げて遊んでいた
comi
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ばたっちゅ
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#少しホラー?
コメント
1件
うわあ…この話、ぞわっとしました。かごめかごめという童遊びの背景で、心理的な剥き合いがここまで生々しくなるんですね。志乃の自己哀悼の涙が、陽一の「上手に泣けてるよ」であっさり剥がれる瞬間、背筋が冷えました。でも一番ゾッとしたのは、最後の慎一の「死んじゃえばいい」と言い放ったあと、志乃の涙がピタリと止まるあの切り替えの速さ。彼女の「悲しさ」すら可哀想な自分のための小道具でしかなかったのか…と。伏線として登場した“真っ赤な嘘のモヤモヤ”が、最後まで効いていて、設定に無駄がないと思いました。続きが気になります。