この作品はいかがでしたか?
401
この作品はいかがでしたか?
401
【第3章】
¨私立の高校¨ . 転校.
そして、ついに
待ちに待った日がやってきた.
前の学校の制服を着て、
黒い猫のカバンの中には
白い携帯電話と筆記用具、メモ帳
それにあのクシャクシャにした
パンフレットを入れて
学校へと向かった.
パンフレットを持っていく理由は
特になかった.
ただ、この学校の状況を
パンフレットを見た瞬間
わかってしまい…。
怒りを 表現したかったのかもしれない.
蒼汰
蒼汰
蒼汰
人の多さに少し酔いながら
職員室へと向かった.
職員室の中では、
楽しく雑談をする生徒と先生や
提出物を出したり
用事のある生徒でいっぱいだ.
蒼汰
そう呟きながら
担任となる先生に会うために
人をかき分けながら捜す.
そしてなんとかたどり着き、
軽く挨拶をすませると職員室を出て
二人並んで歩き始めた.
先生
先生
先生
職員室を出てから
少しの沈黙が流れた後、
先生の方から話しかけてきた.
話す話題を
ずっと考えていたのだろうか?
これから俺が
何をするかも知らずに、
ニコニコと話している.
俺もそれに
少し笑顔を浮かべながら返事をする.
先生はそう言っているが、
本当にそうなのだろうか…?
そう思っただけで
自然と笑みがこぼれてきた.
教室がだんだん見えてきて、
教室の前までたどり着くと
先生にドアの前で
少し待ってくれと言われた.
そして俺を残して、
先生だけが教室の中に入る.
教室の外の廊下からでも
聞こえるぐらい声が大きく
様々な声が聞こえてきた.
なるほど…。
先生が言っていた通り
楽しいクラスなのか?
少しニヤつきながら
その雑音を聞く.
先生が教室の中に入ってから数分後
やっと転校生の話題になったのか、
突然静かになった.
先生
先生
入れ、というように
先生が手招きをし、教室の中に入る.
こういう時って
やっぱり緊張するよな.
少しぎこちない動きで教卓へ向かう.
蒼汰
蒼汰
女子
男子
よく聞き取れないが
様々な声が飛びかっている.
だが俺はそんなことを気にせず
先生から指定された席に座った.
それを生徒たちがチラチラと見る.
別にガン見しても構わないけどな…。
俺の席のことだが、
運命なのか
ここでも窓際の席になった.
これでまた眺められる…。
そんなことをボーッと考えていたら
ふとある男子が頭の中に浮かんだ.
その男子はニコニコしていて、
何か話しかけている.
そしてすぐに消えてしまった.
あの男子はいったい…?
そんなことを考えていたら
いつの間にか
ホームルームが終わっていた.
ホームルームが終わった後、
俺の机の周りを
大勢の生徒たちが囲む.
噂を聞いたのか、
廊下にも俺を見に来たのであろう
生徒たちがいた.
生徒たちの瞳は、
まるで有名人でも
見ているかのように
キラキラと輝いている.
俺が予想していた以上に
転校生は一時期人気者?に
なるらしい.
俺が何を思っているのかも
知らない生徒たちは、
俺に一方的に話し続ける.
こういう時、人間は便利だ.
言わないと伝わない人間にとって
頭の中で
俺が何を想像しているのかは
相手に伝わることはない.
そんなことを思っていると
目の前にいた男子生徒が手を挙げた.
男子
男子
女子
やっぱり言われるよな…。
昨日、今日言われるであろうことを
一通り考えていて良かった.
蒼汰
蒼汰
女子
女子
蒼汰
蒼汰
嘘はついていない.
ただ俺はゲームがしたいだけ.
だが、前の学校では
邪魔な表情でゲームをすることに
戸惑う可能性があり、やめた.
そして偶然俺がこの
私立の学校を受験していたから
この学校でゲームをすることにした.
他に理由なんて
俺には…、ない…。
❤️きたら続き出します!!🥀 読んでくれて ありがとです!!🙇 ぜひ他のも 見てみてください!!😊
コメント
6件
?
@まいなさん ありがとです!!😊 読んでくれている皆様のためにも頑張りますね😤🔥 そう言ってくれる人がいて私はとても嬉しいです❤️ 私も押しにいきますね!!✨
ミステリアス的だね