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少し予想外な事が起きたが、

なんとか無事に

学校生活1日目が終わった.

まずはアドレスを知らないと

何も始まらないから、近くにいて

話しやすかった生徒3人と交換した.

井藤 翔 、岸田 啓太 、園田 咲の三人.

自然に何も問題なくアドレスを

交換することに成功した.

これならクラス全員に問題なく

アドレスを交換できるだろう.

井藤 翔

な~、

井藤 翔

清水 蒼汰君だったっけ?

蒼汰

そうだけど

なれなれしく話しかけてくるのは

アドレスを最初に交換した井藤 翔.

いつも明るく、

クラスのムードメーカー的存在だと

園田 咲から聞いた.

井藤 翔

部活はどこにするか

井藤 翔

決まってる?

蒼汰

いや、俺

蒼汰

部活入らないから

俺がそう言うと、翔は驚いていた.

井藤 翔

まじで~!?

井藤 翔

入るんだったら

井藤 翔

オススメの部活紹介して

井藤 翔

やったんだけどな~!

井藤 翔はそう言って、

大げさに悲しい顔をした.

蒼汰

気持ちだけ感謝するよ

少し笑顔で言う.

井藤 翔

そうか~、

井藤 翔

じゃあまた明日な!

蒼汰

あぁ また明日

井藤 翔…。

お前はひとくせありそうだな.

そう思いながら

黒い猫のカバンを手に取り、

教室を出た.

さて、転校はしたものの

どんなゲームをするのか

具体的には決まっていない.

生徒たちが本性を出すような…。

そんな命がけのゲームを

してみたいとは思うけれど

どんなゲームにしようか.

俺って、後のことを考えずに

行動するところがあるよな…。

自分の性格に少し嫌気を感じたとき

あることに気がついた.

蒼汰

あ!いつの間にか

蒼汰

3階に来てしまった!

考えながら階段を上っていたから

二階の職員室に行くつもりが

上りすぎてしまった.

確か、三階は、音楽室や

美術室などの教室があると

パンフレットに書かれていた.

来てしまったし、見てみるか.

そう思い、三階の廊下を歩き始める.

蒼汰

思っていたより

蒼汰

いろいろな教室があって

蒼汰

この学校は便利がいいな

ゆっくりと歩きながら、

頭の中に場所を刻み込む.

音楽室を通り過ぎ、

美術室を通り過ぎた.

そして曲がり角を曲がると

1つだけ教室があった.

蒼汰

なんでここだけ…

看板は色あせていて見えず、

最後の【室】だけが

ギリギリ読み取れるぐらいだ.

なぜか気味悪く感じる.

恐る恐る入ってみると

もう何年も使われた形跡はなく

あたりは蜘蛛の巣や

ホコリでいっぱいだ.

思わず、ゴホゴホと咳き込む俺.

もったいないな…。

俺の部屋にしたいくらいだ.

蒼汰

部屋?…あ!

いいことを思いついた.

廊下に出て、近くの掃除道具入れから

雑巾などを取り出し、

この教室を掃除することにした.

何度も空中にホコリがまい、

目をこする.

まるで家の大掃除をしている気分だ.

蒼汰

ふぅ…

蒼汰

こんなもんだろ…

ゴミやホコリを

近くにあったゴミ箱に捨て、

一通りキレイになった.

あるのは長い机が1つと

椅子が3脚、そして

将棋盤が2つ置かれているだけ.

昔将棋部がこの教室で

練習でもしていたのだろうか?

もう何年も使われていない.

静かそうだし、

俺がゲームを考える場所に

もってこいだ.

だが、掃除の時間の時に

この教室が生徒たちに

気づかれてしまうかもしれない.

…いや、

あのホコリの溜まり方から考えると

生徒たちはこの教室の掃除どころか

存在にも気づいていないのだろう.

またいいことを思いついた.

廊下に置いていた

黒い猫のカバンの中から

メモ帳と筆記用具を取り出した.

そして今日覚えた

クラスの生徒の名前を

紙で作った駒に書き、

将棋盤の上に置いた.

蒼汰

俺以外はみんな

蒼汰

反対側に置いてっと…

蒼汰

よし!これでいいな

少し大きめの紙の駒に主催者と書き、

皆と反対側に1つだけ置いた.

まだ白紙の駒が多いが

数日経てば生徒の名前を覚えて

駒に名前を書くことができる.

即席だが、これで

クラスの生徒と死への距離が

わかるようになった.

1つ進み、主催者と書かれた駒へ

近づくと死へ近づき、

将棋盤から消えたときには

この世界からも消える.

まだ完璧とは言えないが

一応俺がゲームを

考えることができそうな教室が

出来上がった.

よし、今日から

ゲームを考える教室

【ゲーム教室】と呼ぼう.

❤️きたら続き出します!!🙌 読んでくれて📖 ありがとです!!🥀 ぜひ他のも 見てみてください!!😊

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