私の名前は崎山瑠奈(さきやま るな)
今日は友達の山本凜(やまもと りん)と一緒に学校の帰りにカラオケに行っていた。
崎山瑠奈
よし、もう帰ろ。
山本凜
うん、そうする。
山本凜
じゃあね、また明日。
崎山瑠奈
じゃあね、バイバイヾ(o´∀`o)ノ
崎山瑠奈
はあ、遅くなっちゃった。
崎山瑠奈
早く帰んなきゃ。
ゴロゴロゴロ
バーッ
崎山瑠奈
やば、雨降ってきちゃった、良かった傘持ってきてて。
パチッ
コトコトコトコトコトコト
崎山瑠奈
凜、傘持ってきたかな、心配かも。
崎山瑠奈
ま、いいか、それより早く帰らなきゃ!!
ペチャッ、ペチャッ、ペチャッ
崎山瑠奈
ん?何この音。
すると、目の前に長い髪の毛で、白いワンピースを着ていた女の人が立っていたのです。
崎山瑠奈
えっ…びしょびしょだし…こ、怖い…
長い髪の女
………
ペチョッ、ペチョッ、ペチョッ、ペチョッ
崎山瑠奈
こ、こっちにくる……!!
私は必死で逃げました。
崎山瑠奈
来ないで!!!
長い髪の女
ルナチャン、ルナチャン、ルナチャン……
崎山瑠奈
ひっ……!!
私はその場で固まってしまい、動けなくなりました。
崎山瑠奈
なにこれ、動けない……!!
長い髪の女
ルナチャン、ルナチャン、ルナチャン…!!
その声はだんだん後ろから大きな声で聞こえてきました。
長い髪の女
オボエテナイノ……?
長い髪の女
コレアゲル……
ポトッ
崎山瑠奈
ん……?あっ、この写真。
崎山瑠奈
小学生の時に撮った修学旅行の写真だ。
崎山瑠奈
まさか……
そこには、あの霊の姿が映っていたのです。
小学生の時に美鈴という、私の友達が亡くなったのです。
あの霊の正体は美鈴という、私の友達なのでしょうか。
そして、それ以来あの霊は姿を現すことはなくなりました。
崎山瑠奈
美鈴、この事はもう忘れないよ。