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コメント
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昨日、ぺいんとさんとトラゾーさんが 居なかったのは…その調べしてたのか。
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2人が調べてくれたのを止めるなんて 申し訳ない。
僕のことは二の次。
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ぺいんとさんの観察能力は凄い。
…メイクとかして…隠さないと。
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皆に…笑顔になってもらいたい。
だから無理してでも笑え。
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仲間に任せっきりで休むなんて……
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気を…使わせてしまった。
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ｺﾞﾛﾝｯ、
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前とは違って空が暗く見える。
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今僕がゆっくり休めているのは 平和なお陰。
戦争とか…起きちゃったら…、
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…本当、僕の仲間は…
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死神君は笑顔のつもりなんだろう。
…でも、発症前よりも表情が暗い。
無理してる。
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死神君があまり追い込まないように…
どんな事を言ったら言いか、 とかも勉強しておこう。
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何も見えない。
暗い。
身体の感触が無い。
あるか分からない身体を動かしてみる。
何かに触れた。
あるか分からない目を向ける。
ｸﾞﾁｬｯ。
生暖かい。
あるか分からない手で"それ"を掴む。
ﾄﾞﾛｯ。
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ｶﾞﾊﾞｯ
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夢で掴んだ"それ"は…確実に手だった。
生暖かい液体が付いた手だった。
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どうせ悪夢を見る。
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無名病に掛かってまだ数日。
何ヶ月間は付き合うと 覚悟してた方がいい。
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僕に尽くしてくれている。
僕はなんて恵まれているんだろう。
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適当に歩いてたら迷ってしまった。
…情けない。
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適当に道を歩くことにした。
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大きい図書室だ。
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昔はここに来て皆と雑談してたっけ。
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大きい国になって… 時間はその分減った。
なのに皆、 死神君は休んでていい…とか言う。
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早く無名病を治さないといけないのに。
…鬱病についての本を探そう。
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僕の仲間はとても凄い。
クロノアさんは総統で皆をまとめて、
ぺいんとさんは仲間の変化に すぐ気づいて。
トラゾーさんは仲間を守っている。
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僕は？
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まずは読み漁ろう。
僕の空っぽの脳みそに入るはず。
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ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…
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これでも辛そうなのに。
更に辛い無名病、…なんだ。
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ﾊﾟﾗｯ、
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ﾊﾞｻｯ。
名前が無いから無名病って 呼ばれるようになる、なんて…
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だけど…そんなもんだ。
何故かって…
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