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生まれてきてごめんなさい
それが口癖のようだった
母親は跡継ぎが欲しかった、生まれたのは双子の女の子
そして、イザは力が強く、クリセルダ家の自慢
それに比べ、私は魔術師
クリセルダ家として、1人で勝てなければ意味が無い
なのに魔術師
そして虐待を受けた
そして毎日、生まれてきてごめんなさいと言わされた
私を産んだのはあいつなのに、
私をつくったのはあいつなのに
どうして言わなければならないのか
ずっと思っていた
近所の人は
可哀想に
お気の毒に
それだけ言って
無様な私を見て
同情した
同情するなら助けて欲しかった
優しくして欲しかった
そして私は魔術を極めて
クリセルダ家が信頼していた一族を
私の一番の技で
滅ぼした
そして、
今までよりも
恨まれた
そして、
私はクリセルダ家縁を切った
そして、それを見たデリカさんが
私の力を認めてくれて
側近にしてくれた
しあわせにはなれなかったけど
リーベ様は私をしあわせにしてくれた
だから、
一緒にいたい、