重岡大毅
神山智洋
重岡大毅
神山智洋
マリン王国の上級使用人の重岡大毅。
重岡の隣には神山が虚ろな目で海を眺めていた。
神山は動こうとせず話もしなかった。
重岡大毅
≪海の歌い手≫
それはマリン王国に代々から伝えられている海の精霊。
彼らはマリン王国の出身の者に憑りついて異国の言葉で歌を披露する。
だが≪海の歌い手≫に憑りつかれば人間の行動ができなくなる。
そして国王は強力の力を持つ≪海の歌い手≫を儀式の最後に海に沈めて殺すと風習がある。
そして今、神山は儀式に海に沈められる日が近づいていた。
重岡大毅
俺は神ちゃんの監視役としてここにおる。
幼い頃からずっと過ごしてきた神ちゃんがいてまうなんて許さへん。
やけど神ちゃんが正気に戻らんとどないしょうもでけへん。
重岡大毅
重岡は頭を抱えて神山の様子を見ていた。
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