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美空
結花
美空
加奈子
桜
加奈子
美空
そこには
優華らしき名前のアカウントが
「私特定されちゃった」
という泣きの絵文字と共にある投稿だった
美空
結花
加奈子
桜
結花
美空
犯罪者扱いされている私は
クラスの情報など知らない
桜
結花
加奈子
美空
加奈子
美空
楽しい時間ももう少し
私はもう、戻れないんだ―
桜
結花
美空
私は用事があると言って
別のバスに乗った
帰りに買い物に行けと言われていたから
嘘ではないけど…
海晴の家は私の家と学校を挟んで反対方面にある
だからちょっと違うバスに乗る
私はバスを待ちながら
ふと考えた
私がいなくなっても
クラスのみんなは素知らぬ顔で
親にも気づかれずに過ごすのかとか
学校どうしようとか
何気なく考えながらバスに乗った
バスでもぼんやり景色を見ながら
どうでもいいようなことを
ぼーっと考えていた
海晴
美空
高級住宅街の真ん中のバス停
何となく察していたけど
豪邸ばっかだ……
海晴
海晴
海晴について行くと
美空
どんだけ広いのと言わんばかりの
住宅街の真ん中にある家だった
洋風な白い家に
大きな門
海晴
美空
海晴
美空
海晴
逆になんで今まで普通でいたのか…
海晴
海晴
海晴
海晴
美空
海晴
正直気が滅入るけど
自動らしい大きな門が開く
中は2号館まであるらしく
いろいろ部屋が分かれているらしい
1号館の玄関から入って
私はここにしばらくいることになった
普通ならこんな家で家出なんて
おかしな話だと思うだろう……
荷物を置いてしばらくくつろぐ
まだ親は帰ってきていないらしいけど
お手伝いさんが来た時は驚いた…
海晴の親には話を通してあるらしい
そう考えていたある時
ピーンポーン
チャイムが鳴った
海晴
???
???
海晴
海晴
海晴
???
???
???
海晴
???
???
???
海晴
うそ…
なんで……
喉がつかえて声が出ない
私は……
ただの臆病だったんだ