美月
美月
美空
海晴
海晴
海晴
海晴
美空
美月
美月
海晴
海晴
美月
美月
美月
美月
美月
美月
美月
海晴
海晴
美月
美月
美月
美空
海晴
海晴
海晴
海晴
美空
美空
海晴
海晴
海晴
美月
原(お手伝いさん)
原(お手伝いさん)
原(お手伝いさん)
原(お手伝いさん)
美月
海晴
美空
裏の方はかなり暗くて
上り坂があるだけだった
美空
海晴
美空
海晴
美空
どれだけお金持ちなんだ……
でも今はそれどころじゃない
美空
海晴
海晴
美空
木陰でじっと待つ
海晴は前にいてくれている
その背中が力強くて
思わず言いそうになった
でも
いじめられていたトラウマ
それから私は人の名前を
ほとんど呼べなくなってしまった
あの時
私が名前を呼んだだけで
相手は哀れみの目で見られていた
それが怖くて
今も身構えてしまう
海晴
美空
海晴
美空
美空
海晴
私は海晴の背中を追いかける
なんだか置いてけぼりみたいだ
だんだん寂しくなってくる
海晴は私を守ってくれるのに
私は名前を呼ぶことすらできない
呼べたのはたった数回
私だけが置いてかれてる
そんなことまで考えて
ふと我に返る
海晴
海晴
海晴
美空
ほら、こんなことばかり考えて
自分じゃなんにもできない
自己嫌悪の無限ループ
お母さんの怒号はもう聞こえない
帰ったんだろうか
私は守られてばかりで
そのくせ自分を責めて
そんな自分が大嫌いだ
だから、
臆病者の私は、
みんなにとって、
いらない存在なのかもしれない―
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