夕暮れ
弟達は家の中でゲームをしているだろう
美久
優馬がいないとこんなに暇なんだ…
美久はもう帰ろうかと家の方に向くと優馬がいた
美久
!?!?
美久
優馬!?
優馬
おわっ!?
優馬
なんでここにいんの!?
美久
こっちのセリフなんだけどっ!
美久
あと、ここ私の庭なんですけど…?
優馬
あ、あぁ
優馬
いやー、最近美久いなかったからさー(笑)
優馬
家に来たってわけ
優馬
でも、誰もいなさそうだったから
美久
え?いるはずだけど
優馬
それで、諦めて帰ろうとしたら、ここに美久がいた
なんで、私は優馬が後ろにいる事に気づかなかったんだ?
足音とかで気づくはずなのに…
優馬
でも、まあ今日は帰ろうかな
美久
えぇっ
優馬
ん?
優馬
どうした?
美久
あ、いや…
美久
なんでもない…
優馬
そっか、
優馬
じゃあまたな!
美久
うん!
遊びたかった
明日、来てくれるよね
夜 自分の部屋
美久
…
美久は、たくさんの疑問を抱いていた
美久
おかしい、
美久
おかしすぎる
美久
色々とおかしすぎる…
美久
なんで?
美久
なんで優馬は急に現れたり、消えたりするの?
美久
も、もしかして
優馬は幽霊…?
美久
なら、すべて結びつく
美久
そしたら、優馬のお母さんは…?
美久
お母さんも…?
美久
美久は背筋が凍るように冷たく感じた
美久
どう、しよう、
美久
だって、それしか、考えられない
優馬の家を見つめた
誰もいないように暗くなっている
美久
怖い、
美久
怖い、、
美久
じゃあ、私が今まで遊んでたのって
美久
幽霊だったの…?
美久
信じられない…!