大和
オギャアアアオギャアアア
玲緒菜
っ…
バンッ
玲緒菜
うるさいんだよッ!!!!!!
玲緒菜
ちょっとは泣きやめよッ!!!!!!
大和
フギャアアオンギャアア
玲緒菜
なんで、っなんで、泣き止まないのよっっっ!!!!!!
第1話 雨宮玲緒菜。
ナオ
やぁ、皆さん初めまして
ナオ
僕が殺し屋のナオと言います。
ナオ
僕は、殺したい人の代わりに殺す…よくある殺し屋です。
ナオ
今日も新たな依頼が来たみたいですね。
コンコンッ
ナオ
はい。どうぞ
玲緒菜
…?ここが殺し屋?
ナオ
そうですよ?
玲緒菜
なんか、在り来りな感じね
ナオ
ははっ…まぁ結構似たような話はありますからね。
ナオ
どうぞ、座って
ナオ
貴方はどうしてここに?
玲緒菜
…殺して欲しいんです
ナオ
誰を?
玲緒菜
私の…
子供を
ナオ
子供?
玲緒菜
ええ
ナオ
失礼ですが、お名前と御年齢は?
玲緒菜
雨宮玲緒菜。17よ
ナオ
まだ、未成年ですか?
ナオ
なのに、もうお母さんなんですね( *´꒳`*)
玲緒菜
何よ…文句でもあんの?
ナオ
いえいえ…文句など…
ナオ
で?なぜご自分のお子さんを?
玲緒菜
邪魔だからよ
玲緒菜
たまたま授かっただけの命…
玲緒菜
私、まだ17よ?
玲緒菜
こいつのせいで、彼氏にも振られるし…
玲緒菜
もう、うんざりよ!!!!!!
ナオ
…そうですか。
ナオ
ちょっと落ち着きましょうか…
ナオ
アズサ〜お客様にお茶を用意して!!!
アズサ
はい!かしこまりました
アズサ
どうぞ。
玲緒菜
…誰よ
ナオ
僕の助手のアズサ。
ナオ
アズサの入れるお茶は凄く美味しいんだ!
アズサ
ふふっ…ナオ君はお言葉選びが上手ですね
ナオ
ところで…玲緒菜さん。僕たちのことは何で知ったんですか?
玲緒菜
…ネットよ
玲緒菜
調べたら出てきて、以外に近かったから、来ただけよ
ナオ
そうですか。
ナオ
では、貴方様の依頼は、お子様を殺すことですね?
玲緒菜
ええ。殺してちょうだい
玲緒菜
息子の…大和を
ナオ
分かりました。
ナオ
では、後ほど連絡させて頂きます。
玲緒菜
頼んだわ。
玲緒菜
…チッ。
玲緒菜
そろそろ保育園のお迎えなので、失礼します。
───ガチャ、パタン
ナオ
アズサ…
アズサ
はい…どうしました?
ナオ
愚かな人間って面白いね
アズサ
ふふっ…そうですか?
ナオ
あぁ、僕は今凄く楽しいよ
ナオ
どうやって、殺したあげようかな〜
アズサ
ナオ君は面白い事を考えてるようね。
ナオ
まぁね!愚かな人間に天罰を下すのは楽しいし
玲緒菜
ふふっ…やっと邪魔者が消える
玲緒菜
私はやっと、自由になれるの!
玲緒菜
こんな嬉しい事ないわ〜
ナオ
玲緒菜さん。
玲緒菜
ビクッ!?
玲緒菜
あぁ、貴方…さっきの
玲緒菜
何?何か用?
ナオ
ふふっ…
今から貴方を 殺します
玲緒菜
は?はぁ!?
玲緒菜
ふざけんなよ!!!!!!私は、子供を殺してって依頼したのよ?
玲緒菜
依頼通りにしなさいよ!!
グサッ
玲緒菜
うっ…ぅぁ?
玲緒菜
な、、なんでぇ
ナオ
言い忘れてましたが、僕は
ナオ
殺すべき人を殺します
ナオ
依頼だろうが関係なく
玲緒菜
は、はぁ?
玲緒菜
なんで、グフッ私がぁ
ナオ
貴方は命をなんだと思ってるんですか?
グサッグサッ
玲緒菜
ぎゃああああっ
ナオ
勝手に産んどいて、邪魔?
ナオ
僕は貴方の方が邪魔だと思うんです。
玲緒菜
おねが、、やめぇ、、
グリグリ
玲緒菜
ぎゃああああああ
ナオ
命を軽く見すぎだ
ナオ
あの世で罪を償え
玲緒菜
いやア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
大和
スースー…んぅままぁ…スースー
ナオ
…大和くん
アズサ
可愛いですね。その子
ナオ
あぁ…この子に罪はない
ナオ
玲緒菜さんは、母親になる資格がなかった
アズサ
ほんとに殺して良かったんですか?
ナオ
あぁ
ナオ
だって僕は、
殺し屋だからね