これは、とある少女の心温まる夏休みのお話
夏海
ふわぁぁ〜
夏海
やっと着いた〜!
幸代おばあちゃん
あら!夏海ちゃん
幸代おばあちゃん
遠いところからよく来たねぇ
お母さん
お義母さん、元気でしたか?
幸代おばあちゃん
ええ、お陰様で
夏海
それにしても暑いね〜💦
お母さん
そりゃ、お盆だもの
お母さん
近くのコンビニでアイスでも買ってきたら?
夏海
幸代おばあちゃん
お金はわたしがあげるよ
夏海
やった〜!!!
お母さん
そんな、お義母さん悪いですよ
幸代おばあちゃん
いいのよ、これくらい
お母さん
でも…
幸代おばあちゃん
さあ夏海ちゃん、行っておいで
夏海
行ってきまーす!🏃♀️
お母さん
気をつけるのよ〜
夏海
はーい!!
数分後
近所の人達
またか
近所の人達
最近、物騒よね〜…
夏海
夏海
…?
近所の人達
こう毎日のように空き巣が続くとはねぇ
夏海
(空き巣…か)
夏海
(おばあちゃんが無事だったらいいんだけど)
コンビニ
夏海
…♪♪
夏海
夏海
あっ
夏海
(あった〜、限定版アイス君)
夏海
(これ、なかなか買えないんだよね〜)
夏海
…え?
夏海
あの…ごめんなさい…
夏海
あ、うん…
その女の子は少し悲しそうな顔をしながら、私の前を去っていった
夏海
なんだか悪いこと…しちゃったな
この暑い暑い夏の中、私の心は少しひんやりとしたのだった