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楓散る黄昏時に

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楓散る黄昏時に

3 - 3…📞⛩️

♥

102

2025年08月26日

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湊月

はぁはぁ…

湊月

(駄目だ…来た道があった場所に戻っても…戻ってくる…)

湊月

(どうしよう)

湊月

(電話も繋がらない…ここが何処かも分からない…)

湊月

(そもそも私…住宅街にいたのに…)

湊月

うぅ…怖いよ…凛

ぽつりそんな言葉をこぼした…

♪〜

湊月

ビクッ))

湊月

えっ?電話ッ誰から…?

湊月ッ無事かッ!

湊月

凛…!

電話の向こうから聞こえる凛の声はとても焦っているのか荒い呼吸音が聞こえる

ッ良かった…繋がって…はぁはぁ…

湊月

り、凛私は大丈夫だから少し落ち着こう?

落ち着けるか!

……はぁ…そうだな落ち着かないとな…

とりあえず…湊月今どこにいるかわかるか?

湊月

わ、分からない…鈴の音が聞こえて振り返ったら…いつの間にか知らないところにいて…

そうか…

じゃあ周りに何があるか教えてくれるか?

湊月

楓並木に…鳥居…かな鳥居の先には神社があるよ

そうか…やっぱりか…

湊月

やっぱりって?

いや……言うべきか…

湊月

湊月…今お前のいるところは…神域って呼ばれる、神の領域だ

湊月

神…域

湊月

神の領域ってどういうこと?

……神域…さっきも言った通り神の領域…まぁ神の実家?みたいなものだ

神社や祠を私たちの生活で言う仮屋として考えると分かりやすいかもな

湊月

そうなんだ

って…今は神域の話してる場合じゃないな…湊月、身体に異変はないか?

身体が動きにくいとか頭がぼーっとするとか…

湊月

今のところないかな…凛の声聞いて頭も冴えてるぐらい…?

……そうか

………御守りの効果か…それとも別の要因が…(ボソッ)

湊月

凛?どうかしたの?

いや…なんでもない

ザザサッ

湊月

あれなんか…ノイズが…

ッ…もう駄目かッ…

湊月

駄目って?

この電話は特殊な方法で今繋いでてな…そんな長くは持たないとは思ってたがここまで早いか…

時間が無いから簡潔に話す

湊月

うん

危険なのはわかってるが湊月辺りを探索してくれ

私もできる限りこっちとそっちを繋げてお前を助けに行く

その間ずっと同じ場所にいるのは逆に危険だだからできるだけ探索してくれ

神社?の方にしか行けないと思うが人影を見つけても話しかけるな近くの隠れられそうな場所に隠れろ

湊月

わかった…!

ザザサッ…

ノイズが強まる

必ず…助け…る…湊…月

ツーーーー

湊月

凛……

湊月

(凛も私を助けるために頑張ってるんだ…私も頑張らないと…)

湊月

(凛に言われた通り神社の探索しよう…)

鳥居を潜り境内へ足を運ぶ

湊月

(道にもあったけど境内の中にも楓樹が多いなぁ…)

今の状況でなければ素直に綺麗だと思えるほどに美しく楓が散る

湊月

(最初にどこを調べようかな…神社を調べるって言ってもなにか情報がありそうなのって…本殿とかかな)

少し迷い考えながら境内を歩いていると

ザッザッザッ

湊月

(あれって人影?……こっち来てる…ど、どこかに隠れないと)

スッ…

湊月

(ふぅ…咄嗟に本殿の方に入っちゃった…)

咄嗟に入ってしまった本殿は誰かが住んでいるのか生活感があり

物も綺麗に整頓されていた

部屋の奥に神棚のようなものがあったがそれより私は机の上にぽつんと置いてある本がとても気になった

湊月

(綺麗に整理整頓されてるのに…これだけ置きっぱ…)

湊月

(さっきまで読んでたのかな…)

湊月

(人のもの…だよね…勝手に触るのはダメだけど…ごめんなさいっ)

なんでもいいから手がかりが欲しいと思い本をとる

湊月

(これ…って日記…?)

日付はぼやけて見えないが筆で1日ごとに一言書いてあった

湊月

(綺麗な字…女の人の筆跡かな…?)

パラパラと流し読みをする

ほぼ書いてあることは

『今日も平和でした。』

などの一言

他に書くことがないのか前から真ん中辺りまで同じだったが

途中から

『最近は人が少なくて寂しいです。』

この一言を境に…『寂しい』と言う言葉が増えた

湊月

(……寂しい…か…)

凛はここを神域だと言っていた…本殿であるこの部屋が神様の部屋でこの日記の持ち主が神様なのだったら

神様も寂しいと感じるんだなと思い

少し親近感が湧く…

そのまま読み続けていると

『今日は久方ぶりに人の子と遊びました、とても楽しかったです。』

日記の最後の方に書かれた文字

よほど楽しかったのかその字から楽しさが伝わってくる

それから同じ子と遊んでいるのか似たような事が書かれており前半の日記よりも文字が生き生きしている

『今日もあの子と遊びました、あの子と遊ぶのはとても楽しくていつまでもずっと一緒に居たいと思ってしまいました。』

『私がそんなこと願っていいはずがないのに…』

湊月

(願っていいはずがないのに…って…?)

湊月

(神様だからかな…)

そんなことを考え次のページをめくると

『あの子が名前を教えてくれました…私はあの子の名前を知ってしまいました…』

震えた文字…

湊月

(名前を教えてもらった事が嬉しかったのかな…いやでもそんな震えじゃ…)

考えながら次のページを読もうとしていると

「そこに…誰か居るのですか?」

湊月

…!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

7

ユーザー

凛ちゃん…凛ちゃん…ッ!!!(イケ女センサー発動) え、最後の人誰なの…気になる……

ユーザー

今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! あら、ループしてるみたいだね… あー…そうなんだね… 神様の領域に来てしまうとは とてつもない不運なのかもね…(?) 元々、そういうのに好かれてるのも あるんだろうけど… ほぇー…神様の日記かぁ…良いね…(?) その子の名前はなんだろうな… 次回も楽しみに待ってるね!!!!

ユーザー

凛ちゃんかっこいい!!!

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