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記憶の破片

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記憶の破片

1 - 記憶の破片

♥

121

2020年03月20日

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僕の彼女が事故にあった

事故の影響か彼女は記憶を無くした

だが、自分の名前も家族の名前も

自分の家の場所もここがどこかも

全て答えられた

ただ1つ

僕の存在だけを忘れていた

ー病院ー

頼都

愛華!

愛華

えっと、その、誰ですか?

頼都

...え?

愛華

えっ、あっ、その

頼都

僕だよ!頼都だよ!

愛華

えっ、その、やめてください!

愛華

助けて!お母さん!!

頼都

愛華...。

愛華の母

頼都くん。聞いて

頼都

はい

愛華の母

愛華はね。記憶喪失なの。

頼都

えっ。

愛華の母

でも、症状が不思議でね

愛華の母

あなたの事だけを忘れてるの

頼都

僕の事...だけ?

愛華の母

そうなの。私のことも夫のことも

愛華の母

居場所も自分の名前だって

愛華の母

覚えているのよ

愛華の母

なのに君の名前だけを忘れてて

頼都

そう...なんですか...

頼都

ありがとうございます...

頼都

一旦家に帰ります

愛華の母

頼都くん!

頼都

すいません。

ー家ー

頼都

(何があったんだ...)

頼都

(なんで俺の事だけ...)

頼都

(考えがまとまらない!)

頼都

どうするべきなんだよ...

プルルル

頼都

電話?誰からだ?

頼都

はい。もしもし

友人(敬斗)

頼都か?

頼都

その声は敬斗か?

友人(敬斗)

いやー、お前の彼女が

友人(敬斗)

記憶を失ったって聞いてさ

友人(敬斗)

お前なら多分落ち込んでるだろうと

友人(敬斗)

予想して電話したんだ

頼都

...お見通しか

友人(敬斗)

なぁ、頼都

頼都

なんだ?

友人(敬斗)

お前は彼女にどうしてあげたい?

頼都

どうしたんだいきなり

友人(敬斗)

お前は彼女が本当に好きなのか?

頼都

ーーっ!

頼都

好きに決まってるだろ!

友人(敬斗)

なら、答えは決まってるだろ

頼都

は?

友人(敬斗)

何も変わらなくても

友人(敬斗)

彼女と少しずつ仲良くなればいい

友人(敬斗)

ここで行動しない方が

友人(敬斗)

きっと後悔する

頼都

...ありがとう

友人(敬斗)

行ってこい

頼都

あぁ!

友人(敬斗)

頑張れよ...

ー病院ー

頼都

...愛華

愛華

頼都さん...ですよね?

頼都

そうだよ

愛華

母から話を聞きました

愛華

私たちは恋人だったって...

頼都

あぁ、そうだよ

愛華

でも、私頼都さんのこと知らなくて

頼都

愛華、大丈夫だよ

頼都

少しずつ思い出していこう

頼都

それでいいんだよ

愛華

でも、それじゃあ頼都さんがーー

頼都

僕のことはいいんだよ

頼都

愛華を好きな気持ちは

頼都

変わってないから

愛華

ーー!

頼都

まずは友達からよろしくね、愛華

愛華

.......はい!

ーー数ヶ月後ーー

頼都

ここに咲いてる花、全部綺麗だね

愛華

そうだね

愛華

ねぇ、頼都くん

頼都

何?

愛華

いや、頼都!

頼都

...え?

愛華

やっと思い出せたの!

愛華

あなたは頼都!

愛華

私の恋人で

愛華

ずっと私を待っててくれた

愛華

最高の彼氏だってことを!

頼都

愛華?本当に記憶が戻ったのか?

愛華

うん!頼都のおかげだよ!

頼都

え?

愛華

頼都の優しさに触れる度に

愛華

何かを思い出してたの

愛華

それでさっきの言葉で思い出した

頼都

さっきの言葉?

愛華

ここはあなたに告白された場所

愛華

告白される少し前にも

愛華

「ここに咲いてる花、全部綺麗だね」

愛華

って言ってたよ

頼都

そうなんだ...

愛華

ねぇ、頼都

頼都

ん?

愛華

ずっと待っててくれてありがとう!

愛華

ずっと好きでいてくれてありがとう!

頼都

当たり前だろ

頼都

お前は俺のたった1人の

頼都

大切な人なんだから...

愛華

えへへ/////

愛華

これからもよろしくね!

愛華

最高の彼氏の頼都くん!

頼都

うん。よろしくね。

頼都

僕の大切な愛華!

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