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………………
真っ暗…?
なんか身体が痛い。 結構やられたからかな。
ーーーーーーーーーーさん
声が聞こえる…?
ーーーーーーーーーさん
なんか…布団? 寝てたんかなウチ?
ーーーーーーーーーーだ
そういや不死夜の病院行くみたいな事ゆーてた気がする?
じゃあ…不死夜の病院で 治療したってこと?
ーーーーーーーーーーいやだ
ーーーーーーーーーー嫌だよ
嫌やって…ウチ生きてるから
でも、なんか嬉しっ… 自分大事に思われるって感じで
安心して。 ただ寝起き(?)なだけや。 まだ体は起きてへんけど
凜々愛さん
……嫌だ
ん?凜々愛???
いい加減分かってください
…………嫌だよ
え?
これはどう足掻いても 避けられないんです
……ボク…嫌、だ
なんか記憶にあるで?このやり取り
このままで良いんですか?
………………嫌だ
おい…これまさか……
凜々愛さん、受け入れてください
……嫌だ!絆創膏で、治る!
百峰 桃音
核山 康一
飛び起きた。 桃音が寝ていたベットの横、起きてすぐ視界に映ったのは目を丸くしてこちらを見ている凜々愛、瑠花、麗、康一、そして闇医者の不死夜だった。
ズキィッ!!
百峰 桃音
姫宮 麗
いきなり起き上がって傷が痛みだした。蹲る桃音を麗はゆっくりと寝かした。
ズキンッ…ズキンッ… ズキンッ…ズキンッ…
百峰 桃音
影城 不死夜
不死夜が冷静な口調でそう言った。ここは(廃)漆門闇病院。今は関係者全員が公安に逮捕されて営業はしていないが、不死夜が住み込みで利用しているらしい。
百峰 桃音
影城 不死夜
桃音は天井を見つめながら苦痛を誤魔化すように笑って言った。5年前に路地裏で公安の愛美の警棒が刺さり(事故)パトカーに包囲された上 死にかけたところを助けてくれた店長を閻魔大王と見間違えて本人に言ったあの時を思い出した。
それと同時に、てっきり死なないでと自分のために悲しんでいるのかと思ったら、前にも見た凜々愛の注射イヤイヤモードだったという、勘違いと自惚れていた自分が死ぬほど恥ずかしい。
早乙女 瑠花
核山 康一
前にも聞いたことがあって納得する瑠花と何も知らない康一。動きやすい故いつも露出の多い服を着ている瑠花は全身に鞭打ちをされたため包帯だらけ。康一も腕を固定している。
早乙女 瑠花
核山 康一
核山 康一
姫宮 麗
瑠花が解説をしたが、やはり皆”警棒が刺さった”にひっかかった。
百峰 桃音
姫宮 麗
1時間ほど前
瑠花が影武者を虐殺した後に某有名な魔法学校の映画の話になった時。
姫宮 麗
姫宮 麗
神楽 凜々愛
グラッ
神楽 凜々愛
バタン!
神楽 凜々愛
姫宮 麗
早乙女 瑠花
核山 康一
姫宮 麗
そして現在に戻る。麗の頬にはガーゼだけが貼られていた。凜々愛以外は全員治療済みということで自分がどれだけ寝ていたことがわかった。
姫宮 麗
姫宮 麗
百峰 桃音
神楽 凜々愛
桃音は凜々愛の方を向くが俯いていた。 よほど怖かったのだ。
桃音の胴体の傷が、璃玖斗が死んだ時の傷とよく似ていたからだ。
百峰 桃音
影城 不死夜
影城 不死夜
不死夜はそう淡々と言った。顔が笑っていないからか、圧を感じてなんか怖い。
早乙女 瑠花
早乙女 瑠花
すると瑠花が不死夜を煽るように言った。確かに不死夜は無感情に見える。なんなら相棒の凜々愛より読めない。
影城 不死夜
早乙女 瑠花
え、なんか喧嘩始まった?
姫宮 麗
早乙女 瑠花
影城 不死夜
麗が2人の間に入って止めると、2人とも静まった。
百峰 桃音
核山 康一
百峰 桃音
桃音と康一は小声で話した。
百峰 桃音
百峰 桃音
桃音は2人をじっと見ながらそう思った。過去に何かあったのかはこの場の空気が悪化しそうなので聞かなかった。
まぁ、まず自分の過去もあまり話す気はそこまで無い。ていうか言いたくない。
影城 不死夜
百峰 桃音
影城 不死夜
不死夜がそう言いながら凜々愛の方を見ると、桃音が寝ているベットの横の隅っこにキュッとしゃがんでいた。
百峰 桃音
姫宮 麗
早乙女 瑠花
影城 不死夜
呆れて言う不死夜。 1番困ってるのは(闇)医者である彼だ。
百峰 桃音
影城 不死夜
影城 不死夜
そう不死夜は説明した。
百峰 桃音
百峰 桃音
百峰 桃音
桃音は凜々愛に手を伸ばして慰めるように言った。まったく子供かアンタは。
神楽 凜々愛
百峰 桃音
百峰 桃音
百峰 桃音
神楽 凜々愛
決心がついたのか、凜々愛は患者の椅子に座った。ベットの横で桃音に手を握られながら。
百峰 桃音
プスッ💉
神楽 凜々愛
針が涙目になった凜々愛の腕を刺した。
神楽 凜々愛
早乙女 瑠花
百峰 桃音
桃音があっさりとした反応で言った。 人形のように表情が固定されている物静かな凜々愛を相棒として一緒にいると、こういうのもだんだん分かるようになってきた。
姫宮 麗
核山 康一
同感する康一は二カッと笑って言った。
百峰 桃音
早乙女 瑠花
影城 不死夜
不死夜は縫合糸を切ると同時にそう言った。凜々愛はまだ虚無のままだ。
姫宮 麗
姫宮 麗
影城 不死夜
姫宮 麗
影城 不死夜
納得する不死夜。そして彼と会話する麗は、なぜか少しモジモジしているというか…いつもと違った。
百峰 桃音
桃音は仰向けで寝転がっていたから気付いた。特に感情によって目の瞳孔の色が変わる”フローライト・アイ”でわかりやすかった。それを隠すために長く伸ばされた前髪の下からは、麗の目のハートがピンク(恋)になっていたのが見えた。
百峰 桃音
やれやれと言わんばかりに天井をまた見た。瑠花は康一のことが好きで、悟郎は凜々愛のことが好き、そしてたった今麗が不死夜のことが好きなのが発覚した。
百峰 桃音
しかし人の恋愛関係に気付く桃音さん。自分が大輝が長年恋焦がれており、彼の生涯を誓って愛している女性であることには気付いていない。理由は大輝が顔に出さないようにしているからだ。
核山 康一
百峰 桃音
核山 康一
百峰 桃音
神楽 凜々愛
神楽 凜々愛
すると抜け殻のようになっていた凜々愛がようやく口を開いた。
百峰 桃音
神楽 凜々愛
神楽 凜々愛
”教祖”と聞いて不死夜以外の 全員が息を呑んだ。
姫宮 麗
核山 康一
百峰 桃音
「”そっち”???」
モブ情報屋
モブ情報屋
モブ情報屋
琉芭 大輝
モブ情報屋
琉芭 大輝
モブ情報屋
琉芭 大輝
”IBUKI”本部にて、地下へ通ずる階段を下るのは頭や腕の包帯以外にも屋上で負った怪我を処置した後の大輝。いつも束ねている長い髪は下ろしている。その横で話すのは同僚の情報屋。
モブ情報屋
モブ情報屋
!説明しよう! ”IBUKI”本部は人が来ない存在感の薄い5階建てのビル。壁やドア、窓は全て防音になっており、外から中の様子は見えないようにしている。そして本館の両隣りに医療部と武器管理部の建物があり、2つとも地下に連絡通路で本館と繋がっている。
武器管理部は地上ではしょぼい刃物屋でカモフラージュ。地下は武器管理部室、鍛冶場、そしてしょぼい射撃訓練場。
医療部は本館の隣のビル。2階から上が闇病院。1階は駐車場で黒い車(救急車)が何台か停まっている。
そして本館。5階は店長の部屋。組織の心臓であり、組織の大体の事柄が管理されている。屋上は謎の休憩場。
4階は情報部。モニター室などがある。 なんか暗い…というか壁や床が黒い。
3階は研究部。普通の研究室だ。 たまに爆発するが、外には漏れない。
2階は暗殺部。個人用のロッカーがあり、談話室と会議室を足して2で割ったような部屋になっている。
1階はカモフラージュのために作られた【風間書店】という古い書店。毎日当番制で本館組から1人店員として配置に着く。絶対に持ち場を離れては行けない。一日中張り付くばっていなければならない。食事や飲み物は誰かをパシらせる。命が保証されるが、その分、めちゃくちゃ暇である。
そして地下。書店の裏にある階段を下るとまずは地下1階は別館への連絡通路。
それをさらに下へ行くと処理班の全員と情報部の1部以外は誰も入らない場所。
モブ情報屋
地下2階、同僚がそういいながら ドアを開けるとそこは……
「ぎゃあああ!!!」
薄暗い空間。警察の取り調べ室のように向かい合わせになった机がある部屋に濁った赤いシミが床に染み付いている。
琉芭 大輝
「”本物”の 教祖だったとはな」
同僚がそう言うと、目の矢先には椅子に縛られ指を折られて悲鳴を上げる男がいた。その男が屋上で大輝を襲った張本人こそが今回の真の標的、あるマフィアの幹部である教祖だった。
そう、地下二階は処理班の仕事場、死体処理ともう1つ。拷問部屋だった。
モブ処理班
琉芭 大輝
モブ処理班
モブ処理班
モブ処理班
琉芭 大輝
沈黙(疑問?)を挟んでから言った。彼は処理班の1人だ。
教祖
琉芭 大輝
そう口角を上げて言う大輝は教祖の前に立った。この任務の目的は教団を全員を始末することともう1つ、教祖を捕らえて情報を聞き出すことだった。
モブ処理班
モブ処理班
処理班が教祖の頭を鷲掴みにして言った。尋問は情報屋、拷問は処理班が役目だそう。教祖の指が全て折れていることで、だいぶ しぶといことが伝わった。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
モブ情報屋
※情報部からの尋問担当は希望制※
琉芭 大輝
琉芭 大輝
モブ情報屋
同僚が大輝の肩をポンと叩いて言った後、大輝は教祖に背を向けた。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
大輝は苦虫を噛み潰したような表情で同僚と内緒話するように言った。
モブ情報屋
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
モブ処理班
呆れる処理班はハンマーを片手にそう言った。それで何するかは想像ついた。
琉芭 大輝
少し不安げな大輝はしぶしぶ椅子に座り、教祖お向かい合わせになった。
琉芭 大輝
教祖
教祖
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
男は口をつむぐだけ。
琉芭 大輝
ため息混じりに言いながら大輝は電気ショック棒を取り出し、察した処理班はそれを受け取った。
⚡️⚡️⚡️ バチバチバチ!! ⚡️⚡️⚡️
教祖
教祖の腹部に押し付け感電させた。その電気ショック棒は教祖の物で屋上で大輝に食らわせたものと同じものだ。
出力もあの時と同じ、気絶しない程度でただ長い間痺れで苦しめる電流にした。 教祖はただもがき苦しむだけ。
⚡️⚡️⚡️ バチバチバチ!! ⚡️⚡️⚡️
教祖
琉芭 大輝
⚡️⚡️⚡️ バチバチバチ!! ⚡️⚡️⚡️
教祖
教祖はガクンと俯いた。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
教祖
男は顔を上げ、ようやく話した。
琉芭 大輝
教祖
教祖
教祖
琉芭 大輝
琉芭 大輝
男の説明が一瞬途絶えた時、大輝は自分の推測を語った。
教祖
教祖
琉芭 大輝
琉芭 大輝
開き直るように挑発する教祖を睨んだ。
モブ情報屋
モブ情報屋
大輝の後ろでこの尋問を記録していた同僚が口をひらいた。
教祖
教祖
琉芭 大輝
教祖
琉芭 大輝
”タルタロス送り”という言葉を聞いて、ここにいる者 全員が驚愕した。
!説明しよう! ”タルタロス送り”とは…… 東京の山奥の某所には、脱獄不可能な刑務所『樽田・路州刑務所』が存在する。
同じ官舎で地上の『樽田刑務所』、 地下には死刑囚のみの『路州刑務所』がある。特に路州刑務所は一度入ると二度と出られないこの世の地獄そのものと、裏社会で最も恐れられている存在だ。
モブ処理班
モブ情報屋
教祖
怯えた表情をする同僚と処理班。 大輝は拳を握りながら冷静を保った。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
モブ情報屋
※モブに名前つける気ゼロの作者※
教祖
教祖
教祖
教祖
教祖がその新入りと拷田鞭子について話す時は、まるで全くの他人のことのようで、同情の欠片も無かった。
琉芭 大輝
モブ処理班
すると処理班が4枚の写真を机に置き、教祖に見せた。左から順に、心臓を突き刺された死体、首を切り落とされたうえ滅多刺しにされた死体、全身蜂の巣の首がもがれた死体、そして最後は見るに堪えない 苦痛で満ちたギッタギタにされた真っ赤な死体。
教祖
モブ処理班
部下の悲惨な姿に息を呑んだ教祖。 特に影武者の死体には自分と重ねてしまい、顔が真っ青になっていた。
琉芭 大輝
モブ情報屋
モブ処理班
※モブの名前を…以下略※
琉芭 大輝
モブ情報屋
モブ処理班
同僚と処理班は大輝たちに背を向けて小声で話した。瑠花本人は知らないが、毎回 標的が残酷な死体になっていて処理に手間がかかってしまうため、彼女は処理班には少し嫌われている。
教祖
教祖はまた俯いて黙り込んだ。 本来なら自分がこんな末路になるはずだったと思ったのだ。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
大輝がそう尋ねると、男はまた口をつむいだ。今度はさっきまでの意地ではなく、どちらかと言うと観念だった。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
モブ情報屋
琉芭 大輝
同僚が焦るように言うが 大輝は冷静に答えた。
琉芭 大輝
教祖
「”銃華の姫君”」
琉芭 大輝
大輝は机に肘を付け、顎に手を当てて言った。真っ直ぐで突き刺すような目だ。
教祖
琉芭 大輝
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
教祖
すると男は先程の絶望的な表情から打って変わって、焦るように口走った。
琉芭 大輝
教祖
明らかに動揺した。 その名の者を知っているようだ。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
教祖はさらに図星を指された。確かに関西弁は他の方言と比べて影響されやすい。しばらく関西に滞在して関東へ帰った時に、ついうっかり関西弁混じりになることも少なくはない。
教祖
教祖
教祖
ダァン!!
教祖
本当だ…といいかけた時、鉄パイプが教祖の指が好き勝手な方に向いた手に振り落とされ、彼の片手は完全に再起不能になった。大きな音で同僚と処理班も心臓が止まりかけた。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
モブ情報屋
モブ処理班
教祖の言葉が嘘だと察した大輝は鉄パイプを強く握り教祖の潰れた手に押し付けた。人を殺す時のような、慈悲の欠けらも無い青い目が教祖を睨みつけていた。
教祖
教祖
教祖
教祖
教祖は痛みに耐えながら口を開いた。
教祖
教祖
教祖
教祖
教祖
教祖はその”銃華の姫君”の容姿を思い出しながら言った。
琉芭 大輝
教祖
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
琉芭 大輝
琉芭 大輝
大輝は鉄パイプを床に置き、 顎に手を当てて考え込んだ。
教祖
教祖は疑問になって尋ねた。 話の脱線がすごいと感じたのだ。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
教祖は「しまった…!」と唖然した。回りくどい尋問で気づかなかった。相手が知っている芸能人や漫画でその人世代を当てるのと同じように、相手が詳しい殺し屋の話を持っていくことで、その組織がいつ頃から存在するのかを当てた。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖
教祖
すると教祖は反抗するように叫んだ。
教祖
教祖
教祖
教祖は死を悟ったのか、気が狂ったかのように悪足掻きをする。正直に言って見てて哀れだ。
教祖
教祖
「負け犬が!!」
ブチン!
琉芭 大輝
モブ情報屋
「負け犬」が大輝の地雷だということを知っている同僚が何かを察知し、低い声が出た彼の顔を恐る恐る見た。
琉芭 大輝
冷静さを保つが、それに対して腹の底から溢れる、見たくもないようなどす黒さを感じる低い声のままだった。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
琉芭 大輝
大輝は手袋をキュッとはめ直し、 教祖の頭をガシッと鷲掴みにし……
「誰にも見向きされないままこの地下で死ぬんだよ!」
ダァン!!
教祖
思いっきり机に押し付けた。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
琉芭 大輝
大輝は机にめり込むぐらいの気持ちで教祖の頭を押し付けて言った。その言葉には怒りも込められていた。
琉芭 大輝
琉芭 大輝
教祖の鼻は折れており、歯も欠けていた。 痛みで言葉も出なかった。
モブ処理班
処理班がそう言った後、大輝は教祖の顔を上げさせ、ぐったりとした教祖の首を片手で絞め始めた。
琉芭 大輝
怒りに満ちた低い声で言った後、 大輝はさらに強く握りしめた。
10秒も経たないぐらいで、 教祖は完全に息絶えた。
モブ処理班
不機嫌な大輝に声をかけてみた。
琉芭 大輝
※第6話『アウイナイト』参照※
モブ情報屋
琉芭 大輝
同僚のジョーク(?)に大輝は笑いながら答えた。機嫌は少しなおったようだ。
モブ情報屋
すると同僚が悔しそうに言った。
琉芭 大輝
モブ情報屋
琉芭 大輝
そう言いながら大輝は席を立った。
モブ処理班
モブ情報屋
モブ情報屋
同僚は教祖の言葉を思い出した。
モブ処理班
モブ情報屋
モブ処理班
モブ処理班
琉芭 大輝
同僚と処理班の会話に、大輝はただ黙って耳を傾けるだけだった。
琉芭 大輝
※モブの名前…(ry※
モブ情報屋
モブ情報屋
琉芭 大輝
大輝は2人に背を向け、 拷問部屋を出た。
琉芭 大輝
矢田野 愛美
矢田野 愛美
桃音たちのカルト教団の任務から一週間が経った。警視庁本部庁舎のデータベースで愛美と沙友理が頭を抱えていた。
公安部暗黒街課では、今から二週間前に起きたショッピングモールの強盗が留置所で何者かに殺された事件の真相を追っていた。が、犯人はとっくに特定できていたにも関わらず、未解決事件として片付けられるところに、直面していた。
月嶋 沙友理
月嶋 沙友理
愛美がデスクで頬杖をつく横で、沙友理は資料を見ながら言った。
月嶋 沙友理
矢田野 愛美
矢田野 愛美
愛美はくせっ毛の頭を 掻きながら言った。
月嶋 沙友理
矢田野 愛美
月嶋 沙友理
沙友理は背伸びをしながは言った。確かに、ここは犯罪係数日本一の暗黒街。ヤクザなどの犯罪組織が潜むこの街に、殺し屋も居るのも当然と言ってもいいくらいだ。なんなら”タルタロス送り”になった犯罪者も多々いる。
矢田野 愛美
矢田野 遼
遼と優介がデータベースに入ってきた。
月嶋 沙友理
矢田野 愛美
矢田野 遼
矢田野 愛美
柳原 優介
矢田野 愛美
愛美は首を傾げてながら言った。まったく、あの警視総監は一体何を考えているのかが分からない。
矢田野 遼
矢田野 愛美
柳原 優介
優介はその写真をデスクに置いて言った。絵のドアの向こうの隠し通路、広間のような場所、そして組織の心臓の真っ白な部屋の写真。
矢田野 愛美
柳原 優介
目を丸くする愛美。優介はもう一枚の真っ白な部屋の写真をデスクに置いた。
矢田野 愛美
月嶋 沙友理
真っ白な壁が凹んでおり、 黒い傷がついていた。
柳原 優介
柳原 優介
矢田野 愛美
月嶋 沙友理
矢田野 遼
女子2人の思考が止まりかけた時、 少し黙っていた遼が口を開いた。
矢田野 遼
次に、斧の写真を見せた。
矢田野 遼
矢田野 遼
矢田野 愛美
柳原 優介
柳原 優介
遼の説明に続けて優介が言った。
月嶋 沙友理
矢田野 愛美
矢田野 遼
矢田野 愛美
柳原 優介
柳原 優介
その言葉に、優介以外にも 皆が目を丸めていた。
矢田野 愛美
矢田野 愛美
矢田野 遼
月嶋 沙友理
月嶋 沙友理
矢田野 愛美
「何か暗殺組織のようなものによる抹殺と死体処理か」
柳原 優介
柳原 優介
月嶋 沙友理
月嶋 沙友理
「都市伝説で1番有名な ”IBUKI”…とか?」
矢田野 愛美
愛美が口角を上げて言うと、4人は1つのパソコンを覗き込むように見た。
『暗黒街の銃声』 〜カルト教団編〜
ーー終ーー