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優菜
蓮
普段は優しいお義兄ちゃん───
でも時々、こんな風に口調や顔が豹変する時がある。
それは…
私が歯向かった時……
だから、いつもは怒らせないように慎重に言葉を選んでいたけど……
流石に今回はそうゆう訳にはいかない。
優菜
優菜
私がそう言いかけた時───
さっきまで機嫌が悪かったお義兄ちゃんの顔が、急に明るくなった。
蓮
優菜
蓮
優菜
蓮
優菜
蓮
勝手だ…勝手過ぎる……
本物の男女の恋愛なら素敵な言葉なんだけど……
私達は例え義理であっても兄妹には変わりない。
それに………
これは私の将来に関わる重大問題でもある。
お義兄ちゃんだけで、決めてもらっては困る話だ。
優菜
私は変な汗をかきつつ、"ゴクッ"と唾を飲み込み、意を決した────
優菜
蓮
優菜
優菜
優菜
心の中でそう思いながら、一息ついた。
しかし……
蓮
優菜
優菜
お義兄ちゃんに先手を取られてしまい、ガツン!と言うはずの心が、一瞬にして揺らいでしまった。
そして、更にヒートアップするお義兄ちゃん……
蓮
優菜
優菜
優菜
蓮
優菜
優菜
惑わされちゃいけないって分かっていても
私の弱みを知り尽くしたお義兄ちゃんは
お構いなしに言葉を投げ掛けてくる。
兄と妹……
ただ、それだけの関係なのに────
優菜
私は顔を真っ赤にしてお義兄ちゃんを見た。
それに気付いたお義兄ちゃんは、笑みを浮かべる。
蓮
優菜
蓮
優菜
などとは、決して言えない。 言ったら絶対に大変な事になる。
優菜
蓮
そう言って、優しい笑顔を向けるお義兄ちゃんに、私は少しだけ……心臓が“トクンッ“と鳴った。
優菜
蓮
そう言って、今度はおデコではなく、唇にキスをするお義兄ちゃん。
優菜
蓮
え……?
今、何て……?
『婚約成立の証』
優菜
お義兄ちゃんは、困惑する私の言葉を無視し、頭をポンッと軽く叩く。
本当に掴みどころがない。
そんなお義兄ちゃんに……
今日も振り回されるのであった─────
蓮
優菜