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優菜

お、お義兄ちゃん…?
流石に兄妹で結婚は……

は?兄妹って言っても義兄妹だろ?
血が繋がってる訳じゃねぇんだし。

普段は優しいお義兄ちゃん───

でも時々、こんな風に口調や顔が豹変する時がある。

それは…

私が歯向かった時……

だから、いつもは怒らせないように慎重に言葉を選んでいたけど……

流石に今回はそうゆう訳にはいかない。

優菜

あ、あのね?お義兄ちゃん……
私、お義兄ちゃんのことは好きだよ?

優菜

だけど───

私がそう言いかけた時───

さっきまで機嫌が悪かったお義兄ちゃんの顔が、急に明るくなった。

そうなのか?
そっか……じゃあ……
優菜も俺のこと好きなら問題ないな!

優菜

えっ!?ちょっと待って!!
何でそうなるの!?

俺のこと、好きなだろ?

優菜

う、うん…好きだよ!

なら、断る理由ねぇよな?

優菜

いや、だから何でそうなるの!?
お母さん達が許す訳ないじゃん‼

親は関係ねぇ。
大事なのはお互いの気持ちだ。

勝手だ…勝手過ぎる……

本物の男女の恋愛なら素敵な言葉なんだけど……

私達は例え義理であっても兄妹には変わりない。

それに………

これは私の将来に関わる重大問題でもある。

お義兄ちゃんだけで、決めてもらっては困る話だ。

優菜

(ここは、私がちゃんと言わないといけない…)

私は変な汗をかきつつ、"ゴクッ"と唾を飲み込み、意を決した────

優菜

あ、あのさぁ……お、お義兄ちゃん…。
お、落ち着いて…聞いて?

いや、お前が落ち着け。
俺は至って冷静で、真剣だ。

優菜

ゔっ……

優菜

(確かに…。焦ってるのは私の方……)

優菜

(だ、だめよ!!優菜!!お義兄ちゃんのペースに流されると、もう終わりよ…!!)

心の中でそう思いながら、一息ついた。

しかし……

良いか?良く聞け、優菜。
俺はお前が好きだ。

優菜

っ……///

優菜

(なっ…何よ…急に改めちゃって……)

お義兄ちゃんに先手を取られてしまい、ガツン!と言うはずの心が、一瞬にして揺らいでしまった。

そして、更にヒートアップするお義兄ちゃん……

お前は可愛い。

優菜

っっ…///

優菜

(か、可愛い…⁉)

優菜

(いや、ダメダメ!惑わされちゃ絶対に…)

今まで見て来た何処の女よりも、愛らしくて放っておけねぇくらい好きだ……!!

優菜

っっ…!?///

優菜

(ダ、ダメ……そんな真剣な目で見つめられたら……)

惑わされちゃいけないって分かっていても

私の弱みを知り尽くしたお義兄ちゃんは

お構いなしに言葉を投げ掛けてくる。

兄と妹……

ただ、それだけの関係なのに────

優菜

(お義兄ちゃんのせいで、私までおかしくなりそうだよ……)

私は顔を真っ赤にしてお義兄ちゃんを見た。

それに気付いたお義兄ちゃんは、笑みを浮かべる。

どうだ?ちょっとは俺に惚れたか??w

優菜

へ?

優菜を落とすのは大変だからなぁ…w

優菜

(いや、既に先程まで落ち掛けてましたけど…///)

などとは、決して言えない。 言ったら絶対に大変な事になる。

優菜

てか…さっきの冗談…だったの??

ふっ…。そんな寂しい顔すんなって……

そう言って、優しい笑顔を向けるお義兄ちゃんに、私は少しだけ……心臓が“トクンッ“と鳴った。

優菜

いや…別にそんなっ……

よしよし……
そんな顔をする優菜も可愛いなぁ……

そう言って、今度はおデコではなく、唇にキスをするお義兄ちゃん。

優菜

んんっ…!?///

婚約成立の証だ。

え……?

今、何て……?

『婚約成立の証』

優菜

ま、待って…
さっきのは冗談だったんじゃ……

お義兄ちゃんは、困惑する私の言葉を無視し、頭をポンッと軽く叩く。

本当に掴みどころがない。

そんなお義兄ちゃんに……

今日も振り回されるのであった─────

『ほら、出掛けるぞー!』

優菜

ま、待ってよ──‼

イケメンお義兄ちゃんに、突然プロポーズされました

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