あれからどのぐらいの時間が経っただろう?
気が付くと、お母さんが夕食の時間だと呼ぶ声が聞こえた。
私は重い足取りで部屋を出てリビングに向かうことにした。
リビング
母親
鳴海
鳴海
私は彼女に言われたことを思い出しながら食事をした。
母親
母親
鳴海
母親
私とお母さんはそれから会話もせず、無言で食事を続けた。
鳴海
母親
食事が終わり、お母さんが席を立とうとしたとき私はようやく声を発した。
鳴海
突然の大声に驚いたお母さんは私を見た。
母親
お母さんは心配して声をかけてきてくれた。
鳴海
母親
鳴海
鳴海
母親
お母さんは気まずそうな顔をしたが私は続けた。
鳴海
鳴海
鳴海
母親
母親
私の言葉に驚いたのか、お母さんは戸惑いを見せた。
母親
鳴海
母親
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
母親
お母さんは泣いていた。
それは悲しみの涙なのか、感動の涙なのか分からない。
鳴海
鳴海
気付けば私も泣いており、お母さんの手を握っていた。
玄関
鳴海
母親
鳴海
鳴海
私は元気よく家を飛び出すと、学校に向かって全力疾走した。
教室
ガラガラッ‼︎
鳴海
私が教室に着いたと同時にチャイムが鳴った。
B太
鳴海
A美
鳴海
A美
鳴海
B太
鳴海
A美
B太
鳴海
B太
A美
鳴海
あれから2ヶ月、事務所を辞めた私はきちんと高校に通っている。
お父さんも働き口が見つかったようで良かった。
芸能界は辞めたけど、私は学んだものを活かして学校生活を送っている。
それもすべて彼女のおかげだ。
その彼女は今でも屋上にいるのだろうか...?お礼を言いたいのに...
水鏡
もう噂も廃れてきたんじゃないかな?
水鏡
はいはい、気が向いたらね。
水鏡
水鏡
水鏡
水鏡
ああ、あれはちょっとしたイタズラだよ。
彼女は霊的なものが嫌いだって分かってたからつい...
水鏡
水鏡
...おや?久しぶりに相談者が来たみたいだよ。
水鏡
それじゃあ、僕は消えるから頑張ってね。
『透明人間』さん。
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