月の輝きがより一層目立つ夜 フェンスに座り込み話す2人の姿があった
KID
なぁ名探偵?
コナン
なんだよ……
KID
俺が怪盗をやめて、……
KID
名探偵が工藤新一に戻る時……
KID
お互いに目的を果たした時はさ……
KID
お前といちから関係を築いてもいいか?
コナン
……
コナン
ハハッ笑
怪盗を辞めても俺と居たいとか変わったやつだな笑
怪盗を辞めても俺と居たいとか変わったやつだな笑
コナン
いいぜ
いちからなんて面倒だからな
いちからなんて面倒だからな
コナンがキッドのネクタイを引っ張り 自分の方へと引き寄せる
KID
!?
コナン
奪ってみせろよ
俺のつま先までお前で染めてみろ
俺のつま先までお前で染めてみろ
KID
はっ笑
上等だ
上等だ
KID
これだから名探偵はおもしれぇ
キッドはコナンの頭を優しく支え唇を近ずけた
数年後…… 俺はパンドラを見つけて組織を壊滅させた 清々しい最後で俺の目的は幕を閉じた_
それから俺は必死に名探偵を探した 案の定簡単に見つけることが出来たが…… もう二度と工藤新一に戻れないことを知った
コナン
……
数年たった名探偵の姿は大きくなっており、 時の流れがこんなに早いものなのかと思った
快斗
……
快斗
ごめんな
名探偵……
名探偵……
快斗
工藤新一も江戸川コナンも
奪いに来ちゃった……
奪いに来ちゃった……
コナン
……
コナン
バーロー
やっぱり泥棒は嘘つきだな……
やっぱり泥棒は嘘つきだな……
そう言って俺は名探偵の頭を後ろから優しく支えた あの日と同じく優しくキスをして_







