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【第5章】
第1ゲーム開始
~正直者ゲーム~
そして待ちに待った日がやってきた!
少し軽い足取りで
学校へ行くための準備をする.
蒼汰
蒼汰
誰も見ていないのに
恥ずかしくなってしまう.
とにかく今みたいなことが
起こらないように
冷静に行動しなければ.
ちゃんと正しい位置にボタンを
とめなおして準備を進める.
蒼汰
蒼汰
蒼汰
玄関で靴を履きながら
ショコラに言う.
ショコラ
ショコラは少し小さな声で鳴いた.
俺が今からすることに
気づいているのだろうか…?
まぁ、気づいていたとしても
猫は止めることが出来ない.
立ちあがり、黒い携帯電話を使って
メールを打つ.
もちろん疑いがかからないように
俺が普段使う白の携帯電話にも
メールを送った.
『 初めまして、皆さん.
ゲーム主催者 ” シソ ” と申します!
突然ですが、学校なんて
腐ってると思いませんか?
偽りの自分の学校生活なんて
楽しいですか?
何をするために学校に行ってるか…
それはゲームをするためです!!
ゲームの詳細はまた連絡をします.
* これは強制ゲームです * 』
ふっ…。
我ながら、よく出来たと思う.
清水 蒼汰.
清水の『き』と
蒼汰の『し』で ” シソ ”…。
勘のいいヤツでも
わからないだろう.
登校時間ギリギリに
俺は教室の中へ入った.
もちろんそれも計画通りだが
学校へ行くと案の定
クラスメイトたちがメールの事で
ざわついてきた.
男子
男子
と怒るヤツや.
女子
女子
と怯えるヤツもいた.
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
俺が来たことに気づいた翔が
話しかけてきた.
蒼汰
蒼汰
蒼汰
井藤 翔
井藤 翔
蒼汰
蒼汰
最近よく学校で翔が話しかけてくる.
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
そう言いながら俺の肩を強く叩く.
蒼汰
蒼汰
蒼汰
肩をさすりながら
少し遠まわしに聞いてみた.
目の前にいるヤツが
まさか騒ぎの原因だとは
知るはずもないだろう.
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
よし、全員に届いたか.
思わず口元が緩んだが
必死に手で隠した.
蒼汰
まるで知らないヤツから
送られてきたかのように演技をする.
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
蒼汰
蒼汰
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
翔が呆れた顔でため息をつく.
そういう翔も
普段と何も変わってないし
のんきなのはどっちだよ.
そんな気持ちを押し殺す.
蒼汰
蒼汰
井藤 翔
井藤 翔
井藤 翔
蒼汰
計画通りだ…。
ここで翔が一緒に行くと言ったら
計画が狂ったが
思っていた通り翔は来なかった.
俺は普段使っている白い携帯電話と
シソになるために買った、
黒い携帯電話を
誰にも気づかれないように持ち
トイレへと向かった.
教室から一番近いトイレに行き、
個室に入る.
蒼汰
蒼汰
『 シソです!
皆さん、登録してくれましたか?
登録をしていない人は
登録した方がいいですよ.
これから何通も送る予定ですから.
まぁ、皆さんが勝てばですけど.
最初のゲームは
正直者ゲームです!
今から一人ひとりにメールを送ります
そのメールを見て
ハイかイイエで答えてください.
他の言葉を書いていた場合は
無効とします.
返信を楽しみにしています. 』
❤️きたら続き出します!!🙌 読んでくれて📖 ありがとです!!🥀 ぜひ他のも 見てみてください!!😊
コメント
3件
今から9見ます!
面白いですね!
楽しみにしてまふ。