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よし、これでいいか…。

メールを送るとき少し手が震えた.

心のどこかで止めろと

思ってる自分でもいるのだろうか?

もう、送った以上

後戻りはできない.

いや、戻る気はない.

蒼汰

そして俺には…

俺個人の携帯電話に送るために

メールを打ち始める.

最初にお手本を見せないと

皆わからないからだ.

これでよし!

さて、そろそろ戻るか.

自分に気合いをいれ

何事もなかったかのような素振りで

個室を出た.

急いで教室へ戻ると

さっきよりももっとざわついていた.

思った以上に反応がいいな…。

すぐに本性を現しそうだ.

井藤 翔

おい!蒼汰!

井藤 翔

またシソっていう

井藤 翔

ヤツから来たぞ!!

翔が小走りしながら

こっちにやってくる.

緊張感のある声を出しているが

顔がニヤニヤと笑ったように

見えるのは俺だけだろうか?

蒼汰

あぁ…しかも俺だけに…

蒼汰

こんなメールが

蒼汰

届いたんだけど…

女子

え!?蒼汰君

女子

メールが来たの?

俺の方へクラスの半分の人が集まる.

生徒たちが様々な表情をして

俺の方へ集まる中、翔の笑顔が

一瞬消えていることに気がついた.

『 清水 蒼汰様.

質問です. 正直にお答え下さい.

あなたは今付き合っている人が

いますか?

※1時間以内に返事メールを

送らない場合、または

ウソをついた場合は

ペナルティーとして…

死んでもらいます.

もちろん無効も同じです.

返事を楽しみにしています. 』

井藤 翔

死ぬ?!

井藤 翔

おい、死ぬって?!

井藤 翔

…でもそこまで大したこと

井藤 翔

質問してないな…

俺にはな…?

蒼汰

あぁ…じゃあ

蒼汰

返信するぞ…

イイエと書いて送信ボタンを押す.

そして、あらかじめ

ストックしておいた正直者ゲームの

送信ボタンをポケットに入れている

もう一つの携帯電話で送信した.

これで俺がシソという男と

メールをしていると錯覚するはずだ.

『 清水 蒼汰様.

アナタは本当のことをいいました!

つまりアナタは正直者.

このゲーム清水 蒼汰様の勝ちです.

おめでとうございます!』

井藤 翔

へ~、正直に書いたら

井藤 翔

このゲームで

井藤 翔

勝ちってことかー

井藤 翔

楽勝じゃん!

少しの沈黙の後

翔が楽しそうに言う.

翔の顔がいつも通りの

笑顔に戻っていた.

蒼汰

そうみたいだな

俺があまりにも冷静過ぎたのか

翔が不思議な顔でじっと俺を見る.

担任

おーい

担任

何やってるんだ!

担任

席に着け!

担任

もう始まってるぞ

クラスの担任が教卓の前に立つ.

先生の長い話に耳を傾けるほど

このクラスの生徒たちは

心に余裕はなかった.

一人ひとり何かを考えている.

皆このゲームに少なくとも

恐怖を感じているはずだ.

だが現実味がないのか

誰も担任の先生に

一言も言わなかった.

…さて、今日中にクラス全員に

送るためにはどうするか.

授業中にでも送るとするか…。

あいつらならいつも授業中に

携帯電話を使ってるから

メールが届いてもわかるだろう.

そして一時間目から四時間目までの

間にほとんどの生徒にメールを送った

好きな食べ物は焼きいもである.とか

嫌いなヤツは○○である.

とか…。

誰でも答えられるような

簡単な質問を出した.

ごく一部の生徒以外には…。

❤️きたら続き出します!!🙌 読んでくれて📖 ありがとです!!👻 ぜひ他のも 見てみてください!!🥀

この作品はいかがでしたか?

301

コメント

3

ユーザー

ごく一部の生徒って誰?

ユーザー

続き楽しみっ!

ユーザー

続き楽しみにしてます!( ☆∀☆)

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