70話
無法街編
【ナオキ】
路上でギターを弾き、歌を歌い無法街(アーサシン街)の住人を魅了する男が一人、
その名も、【ナオキ】
彼は、大都市区のとある高校で起きた高校生が虐殺されていく悲劇の事件に巻き込まれ生き延びた数少ない一人の青年である。
ナオキ
住人は、あっという間に彼の歌声に惚れていた。
そこを通るのは、ショウタ達てある。
ショウタ
チアキ
ユウ
関心をしているショウタやチアキに対してユウは、顔色を悪くし体をふるわせていた。
舎弟
舎弟頭
音を立てずに近づく獣、まるで小柄な獣が大柄の草食動物を仕留める時のように背後に忍び込んだ。
ナオキ
ナオキがそういった時、獣は動いた。
舎弟
アサシンは息を潜め、ターゲットを仕留める時も決して音を立てない。
誰にもバレずに静かに殺すのである。
たとえその場に第三者が居ても何が起きたか分からないのだ。
だが、今回は状況が悪すぎた。
ナオキの近くに、そう
彼らがいたからである。
【Splash!】
水の銃弾が舎弟の頭を撃ち抜いた。
死んではいない。ただ強い衝撃を放つ水が頭に当たっただけなのだから、
だが、たかが舎弟にはそれだけで十分である。
舎弟頭
まるで、暗殺をやり返されたかのようである。
舎弟頭は、その場で静かに息を潜めた。
ショウタ
ソウシ
マリン
彼らにはソウシの放った水の弾は肉眼でとらえていた。
命を救われたナオキは状況が掴めないままだが、ショウタ達が救ってくれたという事実は把握していた。
アーサシン街の住人達は、先程の出来事によって恐れをなしナオキの傍から距離を置いている。
若者
だが、彼の歌は住人達の心を動かしていた。住人達は、そのような感謝の言葉を残して行ったのだ。
ショウタ
ナオキ
ユウ
チアキ
マリン
ユウ
ショウタは、ナオキに握手を求めた。
ナオキは、戸惑いながらも手を握る。
ショウタ
ナオキ
チアキ
チアキは、少しにやっとして笑った。
もう彼の意図に気づいたのだ。
ショウタ
ナオキ
ショウタ
ユウ
その光景を見ていた舎弟頭が動き、密かにその場から離れたのである。
その僅かな気配をユウは悟った。
ユウ
不安が募る一方である。
コメント
2件
ユウさんやっぱり不安だよなぁ… 暗殺…怖い……(;・∀・) ナオキさんの歌声、生で聴きたい( ・∇・) 続き楽しみに待ってます!