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#はいきゅー!!
月枝春@低浮上
24
昼休み
体育館
片付けを終えた部員たちは、それぞれタオルで汗を拭いていた。
宮侑
北信介
宮侑
北は静かにペットボトルの蓋を閉める。
北信介
北信介
宮治
宮侑
「「なんでおれらやねん!!!」」
ふたりは口を揃えてそう叫ぶ
角名倫太郎
侑と治は不機嫌そうに頬を膨らませる
北信介
北信介
北信介
北信介
他部員
少し沈黙が流れる
そのときだった
体育館の前を1人の少女が通りかかる
宮侑
宮治
自然と全員の視線がそちらへ向く
璃杏は手に本を持ったまま、静かに歩いている。
誰とも話さず
誰にも気づかれないように。
…いや
目立ってはいる
それでも本人は気づいていない
宮侑
宮侑
角名倫太郎
角名倫太郎
宮侑
北は璃杏の後ろ姿を見つめる。
北信介
宮侑
宮治
北信介
侑はぱっと表情をあかるくした
宮侑
放課後
チャイムがなり帰る準備をしている璃杏
《今日も終わったー》
《長かったな》
《はー。まじ眠いわぁ》
鞄を持ち教室を出て廊下を歩いていると
︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎
宮侑
《え》
ゆっくり振り返ると
宮侑と宮治がたっていた
《え、え、え?》
《い、いやなんでわたしに?》
《なんかやらかした?》
《え56される??》
心臓がどくんとなる
緊張で耳が少し赤い
宮侑
宮治
《どうしよう》
《えほんとになにしたんわたし》
《え、いやなんもしてへんやんな》
黒木 璃杏
小さな声
侑たちは少し笑いながら話し始めた
宮侑
宮侑
璃杏は静かに頷く
《しっとる》
《全国行くくらい強いんやんな》
宮治
《マネージャー》
《そんなん山ほど来そうやけどな、》
宮侑
宮侑
《え》
《わたしが?》
《マネージャー?》
《むりむりむりむり!!》
そう思うのに
ことばがでない
沈黙が流れる
2人とも急かさない。
ただ璃杏の返事を待っていた
《断った方がええよな》
《私人と話すん苦手やし》
《迷惑かけるだけやんな》
︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎
《でも》
璃杏は少しだけ俯く。
《このままやったら、
卒業するまで、ずっと一人のままなんかな。》
《変わりたい》
《すこしだけでも》
《変われるきっかけになる》
小さく息を吸う
そして
黒木 璃杏
その一言にふたりは顔を見合わせる
宮侑
璃杏は小さく頷く
《あーーー。
言っちゃった》
《だいじょーぶかな》
《私ちゃんとできるのかな》
不安。それでいっぱいだった
でも
それでも
璃杏は人生ではじめて
“自分から一歩踏み出した。''
その小さな勇気が
これから大きく運命を変えて行くことになる
──第3章 END。
コメント
1件
お疲れさま、さなさん!第3章読んだよ〜。 璃杏が「変わりたい」って思って、自分の口で「務まるなら」って返事したところ、めっちゃ心にきた…。ずっと一人で過ごしてきた子が、初めて自分から一歩踏み出す瞬間、すごく丁寧に描かれてて、思わず応援したくなった。宮兄弟の「急かさず待つ」優しさもよかったし、これからどう変わっていくのかすごく楽しみ!🔥