彼女が咳をし始めた日。

……………

付き合って下さい。

と

言わなければ……

振られるのは分かっていた。

でも、確かめなければ

彼女は、スタイルも良く

誰にでも優しかった。

今、2時59分

彼女に告白した。

今、今。告白した。

もう後戻りは出来ない。

告白した瞬間。2時60分。 彼女は言った。

時間が止まった。

いいよ。

3時1分

僕は人生で1番嬉しかった。

自分が守るべき人が出来た事と

何より彼女にＯＫを貰った事。

正直、絶対に失敗すると思った。

彼女に、目が離せなかった。

1ヶ月後

15回目の春。

桜が彼女の薄い口紅の色のように なって 咲き誇っていた。

俺はスマホをスワイプしながら 言う。

彼女の家に行くのはこれが初めて。

彼女の家には、ある日記帳が置いてあった。

この話は、クレープを食べた後で。

続く！