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陸はイルの手をそっと引いて
駅までの道を歩く
緊張と不安ばかりが押し寄せる中
何度も深呼吸をして気分を落ち着かせようとするイル
陸はイルの手をぎゅっと握り
改札を抜けてホームへ
運よく来た電車に乗り空いている席に腰かけた
松崎陸
浜松イル
覚束ない会話の後
電車が最寄り駅に到着
ホームには学校の生徒達が何人もいて
イルは穂波達に
陸は麻衣子に見つからないように
それぞれが警戒をしながら改札の方へと向かう
改札までは難なく進むことができたが
改札の手前で二人は立ち止まった
西側から穂波達が
そして東側からは麻衣子達が歩いて来ていた
坂井穂波
高尾雄大
吉崎隆
坂井穂波
坂井穂波
坂井穂波
高尾雄大
坂井穂波
坂井穂波
坂井穂波
坂井穂波
吉崎隆
坂井穂波
高尾雄大
陸は接近してくる麻衣子から身を隠すため
再び多目的トイレに逃げ込んだ
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
松崎陸
松崎陸
浜松イル
松崎陸
イルは深く深呼吸をすると
鏡の前に立って改めて自分の姿を見た
浜松イル
浜松イル
松崎陸
松崎陸
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
松崎陸
意を決して扉を開けると
穂波達の姿は見当たらなかった
イルはホッと胸を撫で下ろす
陸は再びイルの手を引いて改札を抜けると
イルの高校目指して歩き出した
なるべく人目につかないように
一本外れた通りを歩くことに
普段、歩きなれない道に
イルは少し緊張していたが
手から伝わる陸の温もりが
そんな緊張を少しずつ和らげていった
松崎陸
浜松イル
通学路となっている表通りにはまだたくさんの生徒が歩いていて
今そこに飛び込めば
制服の違う陸は確実に目立ってしまう
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
浜松イル