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浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
松崎陸
松崎陸
浜松イル
イルは何度も深呼吸をして
握っていた陸の手を離した
松崎陸
しかし意外にも
学校に向かうイルのことを特に気にする生徒はいなかった
いつも気にしていた視線が嘘のように
イルは校門を抜け昇降口へ
下駄箱を確認するとイルの靴は残されていた
浜松イル
そのまま教室へ向かうと
イルの鞄もちゃんとそこにあったが
明らかに中をかき回された形跡があった
だが圭子に見つかることを恐れてか
教科書やノートが破れた形跡もなく
ただ、お弁当だけがなくなっていて
ゴミ箱を確認すると
中身をそのまま捨てられていた
浜松イル
浜松イル
浜松イル
お弁当箱を拾って軽くティッシュで拭くと
鞄の中に入れて教室の外へ
女子生徒A
浜松イル
慌てて昇降口へと逃げるイル
戻ってきたイルの存在に驚きつつも
とりあえず追いかける女子生徒
何とか靴を履き替え
陸の待つ裏通りまで全速力で走った
松崎陸
浜松イル
松崎陸
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
松崎陸
浜松イル
全速力で走り息を切らしたイルは
何度も息を強く吐いて
必死に呼吸を整えようとしていた
陸はイルの呼吸が整うのを待って
再びイルの手を引いて歩いた
鞄を取り返すのに夢中だったイルは
やっと我に返り
繋いだ手にドキドキが止まらなくなっていた