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灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
ただのタオルなのに律儀だななんて 思いつつ返事する
灰谷 竜胆
遥
遥
またこのガラス玉に吸い込まれた
灰谷 竜胆
遥
転校生ってだけで目立つのに こんなに格好良い彼を周りがほっとく訳もなく
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
灰谷 竜胆
クラスメイト
灰谷 竜胆
なんとなく気まずくて 友達の席にいく
灰谷 竜胆
クラスメイト
クラスメイト
灰谷 竜胆
友達
遥
遥
友達
友達
遥
遥
友達
すぐ友達も沢山できて 私の事なんてそのうち気にならなくなる
それでいい、ただのクラスメイトで
友達
遥
今日はなんか疲れたなー、
早く帰ろ
とととととっ
灰谷 竜胆
遥
後ろからいきなり脅かされた
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
聞いてくるってことはきっと灰谷くんも 同じ方向ってことだよね
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
実際そーなんだけどな
遥
何を言っても聞かなさそうな彼を前に 私は諦めるしか無かった
遥
遥
いつもならいる時間なんだけどなー、
遥
なんだか疲れたしさっさとお風呂に入る ことにした
遥
夏のお風呂はその後も 暑くて嫌いだ
遥
強で回る扇風機の首を自分の方に向け ドライヤーのスイッチを押す
遥
ドライヤー中は1人カラオケ大会で 気分を無理やりあげる
ドライヤーのスイッチを切り 扇風機の風で少し涼む
ピロン
スマホが鳴った
遥
灰谷くん
灰谷くん
はるか
バイクのアイコンがまた私の中の彼の イメージを変えていく
灰谷くん
はるか
灰谷くん
灰谷くん
はるか
灰谷くん
やっぱり普通にいい人なのかもしれない
はるか
灰谷くん
既読だけつけてスマホを閉じた
遥
遥
母
遥
溶けてしまいそうな暑さの中 もう少しで夏休みと自分を元気づける
行きは人と待ち合わせるのが苦手で 友達とも一緒には行かない
灰谷 竜胆
なのになぜこの男はここに居る、
遥
遥
言った後に連絡先を交換していたことを 思い出した
灰谷 竜胆
遥
想像と違う返事にびっくりしてしまう
灰谷 竜胆
遥
中学の部活引退する時に みんなで名前書きあったっけ
今は特に何もしてなくて 何となく知り合いが少ない高校に進んだ
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
遥
これは私と彼の夏