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おそろい…

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おそろい…

1 - おそろい…

♥

161

2019年07月30日

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おそろい

って

いいよね

でも

全ておそろいにしてたら

逆に怖いよね

それで

私と寧々は

おそろいで

もう、後戻りは出来ないことをした…

寧々

奈々~‼

寧々

これ、おそろいにしよ!

そう言うと寧々は、おそろいのペンポーチを出した

奈々

え?またー?

寧々

いいじゃん!これで、またおそろいが増えるよ!

奈々

うっ、うん。いいよー

寧々

やったー!

奈々

奈々

(はあー…)

私は正直、寧々とのおそろいに疲れていた

奈々

(何でもおそろいって…)

髪型も見た目も持ち物も全て一緒の 私と寧々

私と寧々は苗字が一緒

名前も似てるから

ほぼ双子に間違えられる

奈々

(私だって、寧々以外の子とおそろいしてみたい!)

寧々

ねえねえ!

寧々

他にもおそろい増やそうね!

奈々

…うん

奈々

(もう、寧々と一緒にいるの嫌だな…)

奈々

(寧々なんていなくなればいいのに…)

この時私が思ったことが

本当になるなんて

予想してもいなかった…

寧々

はあー

寧々

奈々と一緒に帰りたかった…

下を向いてとぼとぼ歩いていたから

後ろから車が来てるのは知らなかった

プップーー!

寧々

ん?

寧々

キャーーーーー!

キキーーーーーーッ!

ドンッ!

寧々

うっ、う……

寧々

誰か…たす……け…て……

ガクッ

~奈々の家~

奈々

なんか、テレビでやってないかなー?

ピッ

テレビをつけた瞬間 私は驚いてしまった

奈々

え?

奈々

ねっ、寧々が亡くなった…? !

奈々

私があんなこと思ったからだ…

奈々

(寧々に呪われちゃう!)

私はもう、テレビを見たくなくて

テレビの電源を切った

奈々

今日はもう早く寝よう…

そうは思ったけど、なかなか眠れなかった

ザワザワ

朝、学校についたら

昨日、寧々が亡くなったことは すぐ皆に広まっていた

ねねの机には花瓶が置かれていた

でも、不思議と私の目からは涙が出ない

それどころか、笑いが込み上げてきた

奈々

ふふふ

奈々

(これで、おそろい地獄から解放できる!)

ハハハハハ

奈々

ん?

奈々

(誰かに呼ばれてる気がする)

気がついたら

私の体は、勝手に屋上へと向かってた

奈々

(私を呼んだのは誰?)

寧々

来てくれたんだね!奈々!

奈々

(どっかで聞いたことのある声だな…)

クルッ

私は、振り向いた瞬間 背筋が凍ってしまった

そこには 死んだはずの寧々がいた

奈々

ねっ、寧々!なっ、なん…

震えて上手に声が出ない

寧々

私たち何でもおそろいだったよね?

奈々

うっ、うん

寧々

だけど、一つだけおそろいじゃないことがあったから…

寧々

今から、おそろいにするね!

奈々

え…まっ、まさか…!

そう言うと、寧々は私の所まで歩いて来た

そして

私の手を掴むと

屋上の上から飛び降りた

奈々

えっ、まっ、

奈々

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!

ドンッ!

寧々

ふふふ

寧々

これで、全部おそろいになった

奈々

うっ、う…

奈々

誰か……たす…け…て……

ガクッ

ねえねえ

皆も

おそろいにするときは

気をつけてね…

この作品はいかがでしたか?

161

コメント

36

ユーザー

クラスの人でこんな感じの人いたわ…\(^o^)/

ユーザー

ちょこっとアリスさん、ありがとうございます! 実はそのサムネイルのママに会いたい…私、知らなかったんですよ。(今はもう知りました)

ユーザー

こ、怖い…サムネイルってママに会いたいですよね!あれは泣けるっ

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