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ミルフィーユ（お嬢様）
ブラウン！
ミルフィーユ（お嬢様）
私は絶対にイヤよ！
ブラウン（執事）
…お嬢様のお気持ちは百も承知ですが
ブラウン（執事）
王が決めなさった婚約者と貴方は結婚しなければなりません。
ミルフィーユ（お嬢様）
っ…！
ミルフィーユ（お嬢様）
ブラウンは私の事全然わかってない！
ミルフィーユ（お嬢様）
私はブラウンと結婚したいの！
ブラウン（執事）
私もお嬢様が好きです。ﾆｺｯ
ミルフィーユ（お嬢様）
ｶｧ/////…
ミルフィーユ（お嬢様）
こっ、子供だからってそんなことでごまかさないで！
ブラウン（執事）
ふふっ…可愛いですね、お嬢様。
ミルフィーユ（お嬢様）
っ…/////
私は執事のブラウンが好き
けれど、ブラウンは そんな気全くないみたい
ミルフィーユ（お嬢様）
ブラウンが結婚してくれなきゃ、お稽古も勉強もしない！
ブラウン（執事）
お嬢様…そんなことしてはなりませんよ。
ブラウン（執事）
私はこうしていつも傍にいるじゃありませんか。
ミルフィーユ（お嬢様）
そうだけど…
その後も好きって 気持ちは変わらなくて。
ミルフィーユ（お嬢様）
ブラウン！
ミルフィーユ（お嬢様）
お願いだから結婚してよ！
ブラウン（執事）
にこにこ
ミルフィーユ（お嬢様）
…いつもごまかされてばっかり。
ミルフィーユ（お嬢様）
ちゃんと答えてくれないんだから…
そして…
私が結婚できる歳になると
着々と準備が 進んでいきます
ミルフィーユ（お嬢様）
ブラウン。
ミルフィーユ（お嬢様）
あ…
ミルフィーユ（お嬢様）
ふふっ…あーあ。
ミルフィーユ（お嬢様）
また…ごまかされちゃうわね。
ブラウン（執事）
…お嬢様。
ミルフィーユ（お嬢様）
…！？
ミルフィーユ（お嬢様）
（ブラウンからこの話題の時に話しかけるなんて…）
ミルフィーユ（お嬢様）
なっ、何よ、ブラウン。
ブラウン（執事）
結婚、しましょう。
ミルフィーユ（お嬢様）
…え？
ブラウン（執事）
今まで自分の気持ちを抑え、押し殺してきましたが…
ブラウン（執事）
もう自分の気持ちはごまかせません。
ミルフィーユ（お嬢様）
ブラウン…
私の目から涙が こぼれ落ちた
ブラウンはきっと この時を待っていて
くれたのかもしれない
ブラウン（執事）
一緒に行きましょう。お嬢様。
ミルフィーユ（お嬢様）
はい…！
ドレスを着た私の身体は ふわり…と
抱き上げられて。
馬車に乗り。
この街を密かに去った。
ブラウン（執事）
私に着いてきてくれますか、お嬢様。
ミルフィーユ（お嬢様）
えぇ、もちろん！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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