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2022年08月23日

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メロス

この世で一番尊い(てぇてぇ)
妹の結婚式のために

メロス

町にプレゼント買いに
出向いたわけだけど

メロス

さびれてる

メロス

俺が流行の最先端過ぎたのか…?

セリヌンティウス

そうじゃないがメロス

メロス

お!精神がレベチに聖人てだけでもモテるのに顔面偏差値エベレストの我が友、石材屋のセリヌンティウス

セリヌンティウス

よせやい///

セリヌンティウス

じゃないが

セリヌンティウス

聞いてくれメロス
王様の気が狂ってしまったんだ

メロス

うんうん
恋は人を狂わせるよな

セリヌンティウス

いや、王様は人が
信じられなくなって
しまったんだ

セリヌンティウス

少しでも疑わしい相手を
良く調べもせずに殺すようになってしまった

メロス

へぇ…

メロス

面白ぇ王様

メロス

よし、ちょっと様子でも
見てくるか

セリヌンティウス

メ、メロス?!
城には行くな、お前も殺されてしまうぞ!

セリヌンティウス

待てー!メロス!!

 

王様

どうせ

 

王様

みんな

 

王様

ぼくを リムるんでしょ

 

兵士

い!いえ!そんなことは!

兵士

王様のアカウントは
全国民フォローしております!

王様

ぼく

王様

嘘 分かるから

王様

○んで

いきなり兵士が周囲にボコられる

兵士

ぐわー

メロス

まったくやんちゃな王様だな

兵土

何者だキサマ!

メロス

寂しがりやの悪戯コネコを可愛がりに来た者だ

兵土

な、何ふざけたことを

王様

いいよ

兵土

?!

兵士

?!

 

王様

来て

 

王様

ぼくを満足させてよ

王の目の前に歩いていくメロス

じっと見つめ合う二人

疑心と慢心がせめぎ合う

パンッ!

王様

きゃっ!

王の白い肌は メロスに叩かれ桜色に染まる

兵士

王様?!

兵土

コイツ…!

メロス

ふっ

―――刹那、 王とメロスはキスを交わす

兵土

王になんてことを!

王様

な、なにするの?!

王様

みんなが見てるのに…

メロス

目を覚まさせてやったんだよ

メロス

誰も信じられないなら

メロス

俺を信じろ

兵士

王様!こんな俗物
信じてはなりませんぞ!

 

王様

……うん

王様

キミのこと、信じてみる

兵士

えっ

兵土

えっ

セリヌンティウス

メロスー!

追いかけて来たセリヌンティウスがとうとう追いつく

メロス

王様

メロス

うちでパーティーすんだけど

メロス

来るよな

メロス

コレ、命令ね

王様

うん、行く

セリヌンティウス

な、なんだ?

セリヌンティウス

どう言う状況なんだ?

兵士

わ、分からん

兵土

おれらに聞かれても

王様

今入って来たあいつ、誰?

メロス

石材屋

王様

ふーん

王様

ぼくの代わりに
今日からキミが王様ね

セリヌンティウス

  は?!

兵士

えっ

兵土

えっ

メロス

そろそろ行くぞ

メロスは王を優しく抱きかかえ、妹の結婚式へ歩き出す

王様

うん

王様

ぼく独占欲強いから

王様

離さないでね…♡

その場からメロスと王様は イチャイチャしながら立ち去った

セリヌンティウスは絶望した

しかしすぐに 街を治めねばと 決意した

セリヌンティウスには 帝王学が分からぬ

セリヌンティウスは 石材屋である

建築で必要な石を選び、削って暮らしてきた

なのでインフラについては 人一倍理解があった

セリヌンティウス

うぅ〜、ぐぐぐ

セリヌンティウス

分かった、まず働き手が減ったから労働力が少なくても生産量が増えるように畑や道を整備しよう

兵土

ん?

兵士

なんと

セリヌンティウス

石はうちのを使ってくれ

セリヌンティウス

親が殺された子供や遺族のフォローもせねば

兵士

王…!

兵土

あなたこそが王様!

セリヌンティウス

ん?

兵士たちにかつがれる セリヌンティウス

兵土

わっしょい!

兵士

王様わっしょい!

セリヌンティウス

わあ、わあ、ははは

セリヌンティウス

これからよろしくたのむ…!

それからセリヌンティウスが王の座を引くまで、その町はとても栄えた

元々の王様がふったりふられたり浮気して慰謝料払って帰ってきたりするのは、また別のお話。

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