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当たり前じゃないから、綺麗なんだよ
なんて、反吐が出る
日常の美しさの分からぬ人間と話したくない
そんな、自己満な思いから
今日も、部屋で1人
こうして見ると、案外自分の部屋って面白い
自分の好きで溢れていて
私の場合、それが本だった
文字の美しさの、虜だった
同時にそれは、人を傷つけるのだと知っていて
それが、更に美しく見えたのだ
アブナイ恋、というやつだろうか?
本のページを、優しく撫でる
紙の質感が、たまらない
私を魅了してくる
私も、本の中に入れたらいいのに
なんて、思うけど
これは、「他人事」だから美しくなれる
「本の中」は、優しくないから
そう考えると、私は薄情だ
でも、やっぱり好きなんだ
盲目的な、恋をする
部屋に音が響く
ページ以外の音が、嫌い
特に
知らない女の足音、とか
……今、この瞬間だけでも
現実から、逃げさせて