気づけば午後の授業も終わり、後は ホームルームの連絡事項だけになっていた 多分結夏のことばっか考えてたからクソが
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先生
先生
先生
先生
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先生
先生
先生
佐藤
ありがとうございました〜
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帰りの支度をしながら心の中でブツブツ文句を 垂れていると、スマホが光った
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研磨
研磨
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良かった待ってくれてるみたいだ
真穂
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真穂
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真穂
下駄箱につくと昇降口のちょっとした段差に 座って横向きにスマホを持った研磨を見つけた
これはゲームしてるな
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こっそり覗きこもうかななんて考えていると 研磨がゆっくりこちらに振り向いた
研磨
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研磨
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研磨
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研磨
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研磨
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急に安心されてびっくりする私、でも研磨の表情は少し苦しそうなそんな笑顔だった。
研磨
研磨
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研磨
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研磨
意味がわからない。嫌われた?研磨だけは 優しくしてくれていたと思っていたのに
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研磨
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…明日来るなって言われても絶対行こう。 こんなの納得できない…嫌だよ…
研磨
研磨
研磨
研磨
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言葉が出ない。今までこんなの言われたこと無かった。研磨まで結夏の味方…?
今にも涙が出てきそうなのをぐっと堪えた 下唇を噛んだ。
研磨
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幼馴染、隣の家同士。距離は近いはずなのに 今は何故かとても遠くに感じてしまう
家に帰って、自分の部屋に入ったら声を押し殺して泣いた。
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今日はお母さんもママ友と出かけるらしく 家にいるのは私1人
声を荒らげて泣いても大丈夫だと思うけれど、 万が一、億が一隣の家の研磨、クロに聞こえてたらと思うと怖い。
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やっぱり私は、あの女に負けて退部するしか ないのかもしれない。
研磨に、クロに、皆にこれ以上距離を置かれてしまったら、嫌われてしまったら
きっとその時はもう、私は 生きていけないだろう
この先一生をかけても、こんなに大切にしたい人達は現れない
大切な仲間を、幼馴染を、
好きな人まで奪われてしまったら私に 残っているものなんてない
なんでこうなってしまったんだろう
その日、お母さんが作り置きしていった 好物のハンバーグは
美味しいはずなのにどこか悲しい味がした
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