る、るるるるい
る、るるるるい
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小学生のるいくんには、歳が離れてる姉、優花がいました…
優花は、〇〇県の超高層ビルの四十四階に、あるオフィスで働いてます…
優花は、仕事が忙しくて残業しょっちゅうです…
優花が、超高層ビルのエレベーターで体験したできごと…
ある夜、私がいつものようにセンターで残業していると、
突然天井から……
゛バチ!゛ バチバチ!…
と、大きな音が鳴り響きました…
何かなと思ってしばらく天井を見上げてると…
昔から四十四階で働いている先輩が、
先輩
先輩
先輩
と、驚きもせず私に声をかけてきた…
‥
…………
どうもこのフロア、そしてビル全体には、
妙なモノがさまよっているらしい、
という噂が……。
それから、しばらくした夜のこと、
ようやく残業を終えて、数人の仲間たちと一緒に
エレベーターに乗って一階に降りようとした時…
私はエレベーターフロアで、呼び出しボタンを押しました…
遅い時間でしたが、まだ勤務している人いるらしく、エレベーターは、
一階から何回か止まりながら上がっていった…
る、るるるるい
る、るるるるい
チーン! という音とともにエレベーターが到着…
さっそく、私たちは、ワイワイ言いながら無人のエレベーターに乗り込み
一階のボタンを押しました。
扉が閉まり、どんどん下降していくと思っていると、数階降りたところで、
突然、エレベーターが止まった…
『他にも仕事終えて、帰る人がいるんだな。』と、思いました…
扉が開きましたが、乗り込んでくる人は………
いません…
「あれ?」仲間の一人が思わずそう呟きました…
扉から外を見ると、フロアには、誰もいなかった…
「誰かのいたずらかなぁ?。」と、仲間の一人私は、異変に気付いた…
皆が誰もいないと言っていた……
゛扉の外……。
しかし私には、見えていた!
ぼおっと青白く …
光ながら、…
ぼんやりとこちらを…
見つめて目招きする…
若い女の人が……
私は恐怖に固まりましたが、 対照的になにも見えない仲間たちは、
閉めるボタン、を押しながらお喋りしています…
私は扉が閉まりきる瞬間まで、
ゆらゆらと揺れながら青白く光る女から目を離さず、必死に仲間にしがみついた……
仲間が「優花さん、どおしたの?」と、言っているうちにエレベーターは、
無事一階に着きました…
私は、怖くて震えが止まらず、その夜は、朝まで一睡もできなかった…
今、思い出すと、このビルで過労で亡くなった女子社員が、
仕事手伝ってもらおうと私を呼んだような気がします……
コメント
41件
w
ブルブル((((;゜Д゜)))ガクガク
そこもおもしいよ!