ねこ
みゃ…ぁー、
先生
あら、迷い込んじゃったのかしら
先生
んー、保護施設に電話でもしとくか
竜哉
あの
先生
あら竜哉さん
竜哉
そいつ
先生
この猫のことか?
竜哉
はい
先生
この子がどうしたの?
竜哉
俺の猫
先生
え?
竜哉
…家から着いてきたみたい
先生
…そうなのか?
竜哉
はい
先生
でも困ったわね
竜哉
ぇ?
先生
親御さん今居ないだろ?
竜哉
ぁ、
先生
下校まで職員室で預かってるわね
竜哉
ありがとうございます
竜哉
じゃあ
先生
ええ
先生
俺達もそろそろ戻んないと次の授業間に合わないぞ?
先生
あら、じゃお先に
先生
え、
神
あの子変な子
満鶴
どうして?
神
あの猫は野良
満鶴
なんで分かるんだ?
神
首輪してない
満鶴
首輪しない家庭もあるんじゃないか?
神
子猫がここまで来れるはずがない
満鶴
確かにそうだな
満鶴
…お前の言うとうり
満鶴
あの子は変だな
神
うん
神
いじめてるくせに猫は助けるって
満鶴
それはただの噂だろ?
神
信じても可笑しくない
神
アイツはそれだけ嫌われてる
満鶴
まぁ、な
神
お前もDVで有名
満鶴
は?
神
ははは
竜哉
~
満鶴
なんだあの子
神
知らない、でも
満鶴
はぁ、お前も?
神
そろそろ生徒会室行かないと
満鶴
まじ?じゃあ行くか
満鶴
でもさー
神
んー
満鶴
あの子どっかで見たことあるんだよなー
神
俺も
神
見覚えがある
満鶴
ん〜
満鶴
あ!猫の子じゃね?
神
ねこの子?
満鶴
そうそう
満鶴
野良猫の
神
あぁ
神
あれか
満鶴
どう?
満鶴
思い出せそ?
竜哉
よく、分かんないです、
神
…そっかー
神
じゃあ思い出して貰えるまで話すよ
満鶴
俺達竜哉が好きだからさ
神
え?
満鶴
なに、お前すきじゃないの?
神
好きだけど好きじゃない
満鶴
なにそれ
竜哉
…、
楓馬
はぁ
楓馬
皆さん
楓馬
話さないと行けない事があるんです