6月第1日曜日
竜一郎
佳澄ちゃん、結婚しよう
佳澄
──は?
佳澄
(無理矢理、連れてこられたあげく)
佳澄
(まさかプロポーズされるとは、思わなかった)
内心、ため息をつく
佳澄
──急にどうした?
竜一郎
今日はプロポーズの日なんだって♡
竜一郎
で、返事は?
竜一郎
もちろん、オーケーでしょ?
ワクワク
佳澄
……俺に考える時間はないのか?
佳澄
佳澄
突然、プロポーズされてもな……
竜一郎
嫌なの?
不安そうに見つめる
佳澄
……嫌っていうより
佳澄
今の法律をどうにかしないと、難しいだろ……
竜一郎
竜一郎
じゃあ、合法的に佳澄ちゃんと結婚できるように
竜一郎
オレががんばって、法律を変えさせる♪
佳澄
──政治家でもなる気か?
佳澄
(こいつなら、どんな手段を使ってもやりかねない……)
竜一郎
そしたら、結婚しようね♡
佳澄
──そのときが来たらな